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2016.08/25 NHKの貧困女子高生を扱った番組の問題

バブル崩壊後、就職氷河期、リストラなど暗い話が続き、最近は貧困が話題である。NHKも定期的に取り上げている。数年前には生活保護がもらえず餓死した姉妹のニュースまで特集で報じられたほどである。
 
団塊の世代は、高度経済成長の恩恵を受け年金も心配のない世代だが、当方の世代から少しずつ不幸の分配は始まっていると言われている。それでも当方の世代は、誰かスキーに連れてってなどモータリゼーションを楽しみながら生きてきたが、今の若者はもはや車に関心は無く、遊びの活力も落ちているような印象を受ける。
 
退職金をつぎ込んで会社を起業したのは、活力の無くなった社会を少しでも元気にしようというのが目的だったが、最初に手掛けた事業がまずかった。目標を低く設定していたが、その低い目標でさえ達成できない状況で大慌てとなった。
 
甘かった、と言ってしまえばそれまでだが、失敗で学ぶことも多かった。また**人は金払いが悪いだけでなく人をだます、とアドバイスされたが、事業の世界では同胞でも油断ができず同様である厳しさを学んだ。とにかく赤字が膨らみ、たまらず電子出版をまず閉鎖した。次に自宅を事務所にして徹底して節約した。
 
ある日、創業時の経験で注意をしていたが、それでも知人の紹介だったので、ある中国人に日本で事務所を開きたいと言われ、コンサル費用の支払いを信じて新たに事務所を借りた。しかし、彼が当方の借りた事務所を見て風水の視点で儲からない事務所だ、といってその金も払わず、消えてしまった。ひどい話で、その中国人のために借りた事務所と敷金礼金と一年間の支払いだけが残った。
 
仕方がないのでその事務所を分室にして使ってきたが、面白い仕事が舞い込むようになった。昨日も面白い仕事が一件舞い込んだ。風水のみたてははずれ、この事務所を無理して使ってみて、事業が上向き始めたので不思議である。
 
貧困どころか大赤字のひどい状況だが、前向きに生き、その時の状況に流されず、日本社会に貢献しようと何とか会社を経営している。もしNHKのスタッフの目にこの記事が止まったならば、弊社を取材して欲しい。金が無くても、松岡修三氏のような明るい話をしたい。
 
残念ながら表題の女子高生の番組を当方は見ていないが、最近この番組に対するWEBに溢れている批判の記事を読みNHKの取り上げ方がおかしかったように感じた。社会の目を貧困の問題に向けさせるための過剰な演出が成されたように思われる。
 
貧困の問題解決は当然国が取り組むべき重要課題だが、マスコミが声高に騒いでみても一朝一夕に解決できる問題ではない。むしろマスコミは貧困の中を明るく生きる知恵について提供する使命があるのではないだろうか。すぐに解決できる問題ではないので焦らず努力し続けるために皆で明るくなる努力をしなければ、本当に国民の大半が貧困という時代になるのかもしれない。
 
ところで、お金が無くても明るく生きる工夫はあるのだ。皆が明るく前向きに生活しなければ社会はよくなっていかない。戦後の日本はそうして高度経済成長へ向かった、と亡父に教えられた。明るく、元気に、活き活きと新しい価値を創造しよう!

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