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2017.05/21 経済産業省若手の資料

経済産業省若手の作成した資料がネットで話題になっている。日本を何とかしないとあと数年でだめになる、という現状認識で作られた資料だ。

 

バブル崩壊後20年かけて何とか経済復興の兆しが見えてきたかのようだが、彼らの認識は厳しく現状を捉えており好感が持てる。

 

日本の再生に高齢者をもっと働かせたらどうかという提言もあるそうだ。これには同感で、当方はそのつもりで起業し、死ぬまで働く覚悟で頑張っている。特に団塊の世代では組織で出世された方が多く高い給与を頂いているはずなので、投資だけでも良いからお願いすべきである。

 

当方が今取り組んでいるのは、行き過ぎた科学偏重の技術開発を人間らしい営みに変える取り組みである。当方は哲学者ではないから科学を批判するつもりはない。科学教育は今までどおりでもよいが研究開発も含めたビジネスプロセスについて、もう少し自由な発想があってもよいのではないかと思う。

 

科学は自然の理解を進めるためには大切な哲学であり、おそらく唯一の方法(注)だと思うが、自然から機能を取り出したり、それを応用したシステムを作る作業については科学的である必要はない。むしろ科学に拘りすぎると作業そのものが難解になる可能性がある。

 

恐らく分析や解析については、小学校から学んできた科学の方法を適用するのは難しくないだろう。しかしモノ造りでは、科学にとらわれることなく人間の発想力を生かすような方法をとったほうがよい。

 

科学と技術の間で悩みながら30年以上続けた研究開発で科学的方法と非科学的方法を試してきた。その結果非科学的なヒューマンプロセスを科学同様に活用した方が創造性豊かな技術開発が可能という結論に至った。

 

これまで科学に偏重しすぎた日本を少しでも変えることができればと頑張っている。中国では当方の考え方が素直に受け入れられて多数の成果が出ている。熱伝導性光散乱樹脂など光散乱樹脂をご存じの方は非科学的な仕掛の内容を想像できないのではないかと思う。ご興味のある方は問い合わせてほしい。

 

(注)市場も自然と同様に科学的方法で理解でき、最近はビッグデータがもてはやされている。ビッグデータから見えてくる姿について、科学的な処理を行えばだれでも同じ結果となるはずだ。そうでなければ科学的と言えない。しかし、イノベーションを起こす方法についてはヒューマンプロセスで独自のアプローチをしたものが市場の勝者となる。

カテゴリー : 一般

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