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2018.02/20 思考のツール、十分な言葉

昨日元ソニー現桜美林大学原田節雄氏の講演を高分子同友会例会で拝聴した。高分子同友会は高分子関係の企業幹部経営者の集まりである。高分子学会の関連団体のため材料メーカーばかりだが、高分子材料ユーザー企業の幹部社員や経営者にも魅力的団体であるはずだ。

 

こうした団体に所属すれば、怪しげなコーディネーターなど頼らなくても事業パートナーを探すことが可能である。コーディネーターというコンサルティング業務は便利なように見えるが、本来は、企業が自らそのスキルを身に着け事業を推進すべきで、重要なのはそのスキルの指導なり伝承で、弊社はそのメニューも用意していますのでご相談ください。高分子同友会については無料で事務局等をご紹介いたします。

 

ところで昨晩の講演は、「経営の本質とルールメーキングビジネス」というタイトルで、他の講師による類似タイトルの講演を写真会社在職中に聞いている。しかし、昨晩の内容は、それとは異なり、むしろビジネス交渉術や会議術、闘争術の要素に関するもので、新事業を推進するためにも参考となる経営スキル指南だった。

 

そもそも企業にとって新事業ではスキル不足に陥りやすい。当方も高純度SiCの事業を推進していた時にこれを痛感したが、それよりも面食らったのは、マネジメントとして怪しげなコンサルタントを何人も紹介されたことである。

 

ほとんどがコーディネーターであり、技術の本質を理解せず、表層の内容で不要なユーザー企業を紹介してくれる。そのたびにやらなくても良い業務が生まれ、本来の事業推進には役立たない無駄な業務をたくさんやらされた、という印象である。

 

さらにそのコンサルタントを雇うのに支払われた金額を聞いて呆れたのである。およそ無駄な仕事を増やしているにもかかわらず、当方の年収よりも高い金額が支払われていたのだ。当方はこの時の経験を反面教師として、担当者に無駄な業務発生が無いようなコンサルティングを心掛けている。

 

そのためには十分な言葉が必要になるとは昨晩の講演の内容であるが、弊社のコンサルティングを理解していただくために十分な言葉をこの活動報告で発信している。すなわち、弊社は技術の問題を表層でしかとらえられない巷のコンサルタントと異なり、技術の本質から事業というものに迫るコンサルティングを心掛けている。昨今モノづくりに不安を与える不祥事が続き不安を抱えている方もご相談ください。5月には材料の信頼性に関する講演会を予定しています。

 

 

 

カテゴリー : 一般

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