2018.08/08 瀬古選手のセクハラ
「関係者によれば、今年4月、瀬古氏はハーフマラソンの解説を担当後、関係者との飲み会に参加。そこにいた女性アナウンサーに対し、セクハラ発言をした。女性アナウンサーがテレビ局に訴え、関係者が異動になるなどしたという。
瀬古氏に聞くと、「セクハラ?! 覚えてないよ、そういうこと」。
瀬古氏が現在総監督を務める横浜DeNAランニングクラブに事実関係を詳しく質問すると、「発言があったことは事実です。瀬古本人には厳重に注意しました」と認めた。」
以上はlivedoor newsからの抜粋である。走る修行僧と揶揄された瀬古氏がセクハラをすることが信じられないが、生臭坊主という言葉もあるので、信じられない当方が世間知らずなのかもしれない。
記事によれば酒の席での発言のようだ。それも番組の打ち上げの席での発言がアウトになっている。半年前にも官僚の酒席における発言がセクハラとして騒がれて更迭されている。
酒席といえども軽軽とした発言が許されなくなった。さらに関係者が異動となっていることから、複数の男性による女子アナへのかなりひどいと判断されたセクハラ疑惑だったようにうかがわれる。
ニュースでは発言となっていたので行為は無かったようだ。処分された瀬古氏含め男性諸氏について、同姓として同情する。このようなことを書くと、批判されるかもしれないが、酒の席の出来事である。男性諸氏の言葉に対してさらりと受け流す能力を女性は身に着けていただきたい(但し、セクハラはいかなる場でも許されない、という認識が正しい。)。
酒席での発言については、対応の仕方によりエスカレートし喧嘩にもなるので、そのための礼儀をわきまえて酒を飲むことが要求されている。セクハラについてもそれを封じ込める礼儀作法があるように思う。女性の対応一つで猥談の方向は変わる。
酒席における男性の猥談というのはそのような性質である。特に高齢になれば猥談だけで2時間なり3時間過ごすことなどありえないと思われる。いまだかつてそのような酒席を経験したことは無い。
各種ハラスメントが社会で問題視されるようになったのは、この20年ほどの間である。その中で分かりにくいのはセクハラである。職場でのセクハラは、仕事中に冗談を言ってはならぬ、と注意すれば防ぐことができるが、酒席でそのようなことを言えば一気に酔いはさめてしまう。
そのような場合に、仕事の一環としての酒席があるといわれるが、もし仕事の延長における酒席といういい加減な仕事であれば、今の時代において女性は遠慮すべきである。少なくとも60代以降の男性諸氏の酒席における言葉の節操のなさは若者の理解を超えるところにある、と認識すべきだ。
60代以上の男性は、こと性に関して全員が発達障害と呼んでもよいような青春時代を過ごしている。同棲時代という映画に夢中になって鼻血を流していた純情な世代なのだ。さらに団塊の世代以下は性に対し開放的な流れが出てきた時代で、現代の価値観からすれば少し性について感覚が歪んでいるかもしれない。
そのような世代が年を取り酒を飲んで箍が外れれば猥談の一つや二つは出てくる。もしセクハラを避けたいならばこのような世代の同席する酒席には出ないことだ。
うっかり発言で犯罪者を増やさないために女性諸氏の協力が必要だ。お酒ぐらいは何も気にせずおおらかな気持ちで飲みたい。
カテゴリー : 一般
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