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2019.03/19 新規事業を成功させるために(1)

中規模以上の企業で新規事業を開始するときに、まず経営陣で目標が合意されていることが必須である。そして、全社員でその価値が共有化されている必要がある。そうでなければ新規事業担当者は社内で起業の苦しみ以上の悩みを抱え込むことになる。

 

すなわち新規事業を成功させるためには、その価値を全社員認めていることが重要である。企画はどうであれ、まず新規事業を起業しようとする風土のない環境で本業と異なる事業、あるいは、今では当たり前となったが自動車会社で電気自動車を開発するといった本業を革新するような事業でさえもそれを成功させるためにはイノベーションを受け入れる風土が不可欠である。

 

例えば、フルサイズのミラーレス一眼の市場を見ても明らかなようにその市場を育てたのはソニーというイノベーティブな風土のある企業で、一眼レフカメラで二強のキャノンやニコンは出遅れて昨年末ようやくそのマーケットに進出している。それも、一眼レフの市場が明らかに侵食されはじめてからである。

 

おそらく技術力のあるキャノンやニコンはもっと早くフルサイズミラーレス一眼の分野に進出して一眼レフとは異なる市場を育てる様な戦略を打てたはずであるが、ニコンであればニコン1という中途半端なミラーレス一眼を市場に投入しただけであり、その機種についてはすでに開発をやめてしまった。

 

デジカメの市場は、携帯端末によりそのマーケットを侵食されたと言われている。確かに携帯端末のカメラの映りはデジカメの初期の性能を上回っている。しかし、携帯端末にはその電話という機能からくる大きさの制約があり、光学性能については今や頭打ちである。

 

しかし、インターネットではインスタグラムという写真を楽しむ市場が生まれ、プロ並みの写真が数年前よりアップロードされるようになった。それらの写真の多くはソニー製ミラーレス一眼で撮影された写真が多い。

 

 

 

 

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