活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2025.05/22 DXで技術者の仕事が変った(1)

技術を担当している部門では、社会に貢献できる新しい機能の企画立案と、すでに市場に提供された機能の保全及び生産管理等の使命を達成するために何らかの実験を行うことになる。


特に新しい機能の企画立案を行う技術者は、システムの選択とその機能設計について責任を負う。これを明確に定義づけたのは、故田口玄一先生(以下田口)である。


すなわち、田口は1953年に伊奈製陶のコンサルティングでタグチメソッドを初めて適用し、技術者の仕事を定義づけた。但し、当時のタグチメソッドは現在のタグチメソッドと異なる。


SN比を直交表の内側に配置していた。その後、SN比を外側に配置する実験方法を編み出し、現在のタグチメソッドとなるのだが、技術者の責任についての考え方は変化していない。


科学者は科学的に真理を追究する責任を負い、これを明確にしたのは、マッハであり、その著書「マッハ力学史」に書かれている。科学者の定義づけは、産業革命がスタート直後に行われたのだが、技術者については1953年当方が生まれるまで定義づけられていなかった。

カテゴリー : 一般

pagetop