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2016.10/29 カセットテープ

オーディオ用カセットテープが流行しているという。今から10年以上前に、大量にあった音楽用カセットテープの音をすべてCD-ROMに落とした。CD-ROMは一応オーディオ用を用いたのだが、10年以上経過したCD-ROMの中には、色素が劣化して読み取れないものが見つかり、2年ほど前に慌ててHDへすべて録音しなおした。
 
10枚ほどのCD-ROMが読み取り不良になっていた。カセットテープはすでに廃棄した後なので10枚分の音源を失ったことになる。ただMP3に圧縮してバックアップも作っていたので、大半の音源を救うことができた。学生時代に購入したレコードは、未だに懐かしく良い音で聞けるのだが、デジタルの脆弱さに驚いている。
 
カセットテープはCD-ROM化した時にすべて廃棄したのだが、たまたま1本廃棄し忘れたカセットテープが出てきた。10年以上使っていなかったオーディオデッキを動かしてみたところ、動作しない。モーターの回転する音がかすかに聞こえるのでプーリーに使われているゴムがダメになった可能性が高い。
 
オーディオデッキを分解してみたところ、予想はあたり、劣化しプーリーに張り付いていたゴムを見つけた。3本使われていたので、サイズを計り秋葉原まで出かけた。500円程度で無事オーディオデッキが復活した。
 
音楽を聴きながら、今カセットテープが流行する理由がわかった。中音領域から低音領域のぬくもりがデジタルでは再現されないのだ。おそらくデジタル信号として再現はされているのだろうが、中低音領域の微妙なニュアンスがデジタルでは聞き取れない。
 
アナログからデジタルに変わった時に、そのSN比の高さに驚かされ、一気にアナログメディアをデジタル化したが、逆にデジタルからアナログに回帰してみるとその時に気がつかなかった中低音の再現性にアナログの良さを見つけた。

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