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2024.04/27 5月のセミナーご案内

5月に下記WEBセミナーを開催します。開催時間は10時から16時で12時から13時はお昼休みとなります。セミナー時間内の質問は無料ですが、後日も含め別途2時間までご質問が必要な方のために質問2時間付5万円コースも用意しています。コンサルティング時間としてご活用いただいているお客様もいらっしゃいます。なおテキストは電子ブック形式で配布いたします。

なお、ゴールデンウィーク中下記セミナーを御希望される方は、お問い合わせください。調整のうえ開催いたします。参加者一人でも開催しますのでお得です。


1.Pythonで学ぶタグチメソッド(プログラムサービス)

開催日:
5月8日水曜日(申込締切5月2日)
5月22日水曜日(申込締切5月20日)

費用:

テキスト代込参加費用:3万円(税込)

別途質問枠オプション付:5万円(税込)


Pythonの簡単な説明も行いますが、受講者の希望により、説明時間を増減可能です。タグチメソッドにつきましては、SN比計算プログラムを配布しますので面倒な計算の理解に必要な負担を軽減できます。メソッドとその思想を理解することに注力したセミナーです。


2.パーコレーションで学ぶPython(プログラムサービス)

開催日:
5月17日金曜日(申込締切5月15日)
5月31日金曜日(申込締切5月29日)

費用:

テキスト代込参加費用:3万円(税込)

別途質問枠オプション付:5万円(税込)


シミュレーションをどのように開発業務に活用したのか、実際の開発事例で説明します。すなわち単なるPython入門ではなく、Pythonを身に着ける動機づけも目指しています。開発事例は2例あり、いずれもトランスサイエンスの事例。一つは否定証明をシミュレーションでひっくり返し、日本化学工業協会から賞を頂いた事例で、他の一つはフローリーハギンズ理論をひっくり返す技術をシミュレーションで確認した事例です。手軽にプログラミングできるPythonのマルチパラダイムの世界を実感していただきます。詳細はこちらをご覧ください。


3.高分子の難燃化技術

開催日:

5月10日金曜日(申込締切5月8日)
5月22日金曜日(申込締切5月20日)

費用:

テキスト代込参加費用:3万円(税込)

別途質問枠オプション付:5万円(税込)


本セミナーでは,高分子の耐熱性と難燃性について概説する。また,熱分析手法を用いた開発事例を説明し,新たな難燃化技術を開発するヒントを示す。さらに,2022 年に施行された法律により再生材の活用が本格化している実情を踏まえ,再生材の難燃化技術の事例も解説する。高分子の難燃化技術は,トランスサイエンス(注)でありその問題解決にデータサイエンスは有効な手法の一つであり,Python によるディープラーニングによる回帰の結果についても言及する。


4.ゴム・プラスチック材料のトラブル解析と対策


開催日:
5月15日水曜日(申込締切5月13日)
5月29日水曜日(申込締切5月27日)

費用:

テキスト代込参加費用:3万円(税込)

別途質問枠オプション付:5万円(税込)


本セミナーでは、この分野におけるトランスサイエンスの現状を鑑み、ゴムやプラスチック材料で発生するトラブルについて、その原因解析と対策について概説し、材料の破壊を中心に、その寿命予測法と問題点について解説する。


受講を希望される方は、ご希望のセミナータイトル及び日時を下記フォーラムからお知らせください。

送信時に不具合等が起きる場合はinfo@kensyu323.comまでご連絡ください。


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    2024.04/06 重回帰分析プログラムで学ぶ

    Pythonで重回帰分析のプログラムを作成する過程を題材にプログラミングのご指導をいたします。4月の希望日を3つほど記入し、お申し込みください。受講料は1日WEBセミナー形式で3万円です。企業の研修としてご利用の場合には、人数で割引がございます。


    PythonはBASICよりも習得が易しいプログラミング言語です。それでVBAよりも低コストで深層学習のプログラムまで作成できます。


    昨年マイクロソフト社はエクセル365にPythonの実装を発表いたしました。Pythonの普及を無視できなくなったからです。当方はすでにエクセルをデータ整理に使用していません。


    VBAの代わりに使用していたCやC#もほとんど使わなくなりました。Pythonで十分にデータ解析やその整理ができます。マイクロソフト社がエクセルにPythonを実装したのも当然です。


    題材の重回帰分析につきましては、弊社のサイトでも無償でそのプログラムを公開していますが、Pythonプログラムを作成することにより、データ解析を手軽にできるようになります。

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    2024.02/23 リスキリングを応援します。

    ゴム会社で基盤技術0から高純度SiCの事業を起業し、その後写真会社へ転職してセラミックスから高分子技術者へ転身した経験を活かし、リスキリングを応援したいと思っています。


    DXの進展と第3次AIブームでデータサイエンスの重要性とPythonプログラミングスキルの重要性が見えてきました。


    10年ほど前に登場したマテリアルズインフォマティクスもこの両者のスキルのカテゴリ-に入ります。弊社では、土日限定コースとして、希望者にこれらのスキル向上のためのセミナーを格安で提供いたします。


    セミナー内容につきましては、データサイエンス入門とPythonスキル獲得が可能な内容で、弊社独自のカリキュラム構成です。日々の実務の問題に対する視点に新たな見方が加わります。


    価格はテキスト無しが1万円で、テキスト有りが2万円、セミナーの時間帯は、土日限定で10:00-16:00(途中昼休み12:00-13:00)です。


    希望者の予定に合わせてセミナー日を設定できるように努力いたします。詳細は以下のフォームからお問い合わせください。なお、このコースは個人の応援を目的として設定したもので、企業で研修の教材として利用される場合は、お問い合わせからご相談ください。


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      2024.02/01 Python入門セミナー

      2月15日10時から16時(12時から1時間休憩)の予定で、プログラミング初心者対象に、Python入門WEBセミナーを開催いたします。

      内容はMS-Excelファイルの自動処理プログラム作成です。弊社では、「Pythonでタグチメソッドを理解する」や、「パーコレーション転移プログラムを作成しながら学ぶPython」という入門セミナーを予定しております。

      今回、MS-Excelで作成されたデータをPythonで処理するプログラムを題材に新たな入門セミナーを準備しましたので、Pythonを学びたい方は弊社へお申し込みください。

      受講料は3万円(消費税込み)です。また、セミナーで使用しましたプログラムをセミナー終了後配布いたします。

      Pythonは、これまで登場したプログラミング言語と大きく異なります。まず、言語処理系が無料であり、さらにオブジェクト指向を実装し、多くのライブラリーが存在します。そしてほとんどの資源を無料で入手できます。

      機械学習のプログラムも無料で開発できます。また、その気になれば、無料セミナーも開講されていますので、無料で学習することも可能です。弊社が有料でセミナーを行いますのは、無料セミナーでは提供していない、実務ノウハウを講義の内容にしているからです。

      このPython入門セミナーでは、単にMS-Excelファイルの整理を行うだけでなく、そこからデータウェアハウスを構築したり、データサイエンスに展開したりするノウハウを伝授いたします。

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      2024.01/29 2月度セミナー予定

      2月に下記WEBセミナーを開催します。開催時間は10時から16時で12時から13時はお昼休みとなります。なおテキストは電子ブック形式で配布いたします。


      1.高分子の劣化と寿命予測、トラブル対策

      開催日:2月10日、17日(2日間同一内容です)

      費用:

      テキスト代込参加費用:3万円(税込)

      別途質問枠オプション付:5万円(税込)


      なお、3月にはゴムタイムズ社で、4月には技術情報協会で類似セミナーが開催されます。

      高分子の破壊に関しGriffithの理論から体系的に説明します。セラミックスの破壊研究の経験を活かした説明で、高分子の破壊について分かりやすく説明します。また、アーレニウスプロットで推定された寿命よりも短時間で量産試作段階に壊れた部品を事例に、信頼性工学や品質工学さらにはフロントローディングの手法など解説する実践的内容です。


      2.高分子の難燃化技術

      開催日:2月6日、13日、20日(3日間同一内容です)

      費用:

      テキスト代込参加費用:1万円(税込)

      別途質問枠オプション付:3万円(税込)


      ゴム会社に入社した時が開発競争が始まった時代で、それ以来セミナー講師を40年以上やってきました定番のサービスセミナーです。歴史と体系を学ぶことに注力しています。社会的に注目度の高い内容のため、特別価格にて提供中です。詳細はこちらをご覧ください。


      3.Pythonで学ぶタグチメソッド(プログラムサービス)

      開催日:2月9日、16日(2日間同一内容ですが、参加者の希望により内容を変更可能)

      費用:

      テキスト代込参加費用:3万円(税込)

      別途質問枠オプション付:5万円(税込)


      Pythonの簡単な説明も行いますが、受講者の希望により、説明時間を増減可能です。タグチメソッドにつきましては、SN比計算プログラムを配布しますので面倒な計算の理解に必要な負担を軽減できます。メソッドとその思想を理解することに注力したセミナーです。


      4.パーコレーションで学ぶPython(プログラムサービス)

      開催日:2月14日、21日(2日間同一内容)

      費用:

      テキスト代込参加費用:3万円(税込)

      別途質問枠オプション付:5万円(税込)


      シミュレーションをどのように開発業務に活用したのか、実際の開発事例で説明します。すなわち単なるPython入門ではなく、Pythonを身に着ける動機づけも目指しています。開発事例は2例あり、いずれもトランスサイエンスの事例。一つは否定証明をシミュレーションでひっくり返し、日本化学工業協会から賞を頂いた事例で、他の一つはフローリーハギンズ理論をひっくり返す技術をシミュレーションで確認した事例です。手軽にプログラミングできるPythonのマルチパラダイムの世界を実感していただきます。詳細はこちらをご覧ください。


      受講を希望される方は、ご希望のセミナータイトル及び日時を下記フォーラムからお知らせください。

      送信時に不具合等が起きる場合はinfo@kensyu323.comまでご連絡ください。


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      2024.01/19 データ駆動と仮説

      科学で研究開発を進めるときに如何に良い仮説を立案するのかが重要である。電気粘性流体の耐久性問題では、「ゴムのケースを用いて電気粘性流体デバイスを設計する時に、界面活性剤の添加で耐久劣化問題を解くことができない」という仮説が立てられた。


      これは、イムレラカトシュも述べているような、科学的に完璧な論理を展開できる否定証明を目標としている。日本を代表する旧7帝大の博士や修士が集まって1年かけて研究し、電気粘性流体の耐久性問題を界面活性剤では解決できないことが証明された。


      当時の音振動の大家であった本部長も科学として完璧な研究の完成に大喜びで、当方に、添加剤も加硫剤も何も入っていないゴムを開発せよ、と命じてきた。ちょうど前本部長の時に立ち上げた住友金属工業とのJVをたった一人で推進している時である。


      研究所でゴムに詳しい研究者が当方一人しかいない、と言われたが、ゴム会社の研究所でありながらすごい時代になった、と当時びっくりしている。


      立ち上がったばかりの高純度SiCの半導体治工具事業を転覆させたくなかったので、短期決戦でかたずけるため、データサイエンスを用いて取り組み、電気粘性流体の耐久性問題を一晩で解決した。


      一晩で解決できた理由は、促進試験により当時の電気粘性流体が3時間と耐久しなかった(注)からである。当方の見出した界面活性剤で少なくとも4倍、12時間以上耐久したのである。さらに1週間経過しても劣化しなかった。


      なぜこのような結論を導き出すことをめざしたのか。ゴムからのブリードアウトによる電気粘性流体の増粘問題については、解決しない限り事業化は難しい、と考えたからである。


      そのためには、世間で販売されている界面活性剤のデータを集めて界面活性剤に関する未知のパラメーターを見つける必要があった。


      当方はカタログデータを8bitコンピューターで処理してそれを見出し、示唆された界面活性剤を電気粘性流体に添加しただけである。科学で完璧な証明が重要なのではなく、耐久劣化を防止できる界面活性剤を見つけることが正しい問題と考えたのである。


      これは実話である。当方は、データ駆動の方法で仮説を用いず問題解決したのだが、このデータ駆動の方法は、研究所では、高卒以下の科学が分からない連中の仕事のやり方、と陰口をたたかれていた時代である。


      データ駆動の方法は試行錯誤となりやすい。しかし、データ駆動の実験方法も計画を立てて進めようとしたならば、科学的方法と同等の知力が必要と理解している人は皆無だった。


      試行錯誤ではないデータ駆動の実験方法にタグチメソッド(TM)がある。40年以上前からデータサイエンスを研究してきて、故田口先生にも認めていただいたTMもどきの手法やその他数理モデルによる方法などデータサイエンスによる試行錯誤ではない実験方法を幾つか開発している。


      来週R&D支援センターによるPythonで理解するタグチメソッドが、2月には、弊社でデータサイエンスに関するセミナーを行います。科学の方法とデータサイエンスによるモノづくりの方法の狭間で悩まれている方はぜひご参加ください。


      (注)ゴムのケースに電気粘性流体を封入し、耐久試験を行うと、10分程度で増粘が始まり30分もすればヘドロ状態となった。シリコーンオイルの浸透性が高いためにゴムから添加剤を抽出しているようなものだった。「加硫ゴムを使う限り、この問題の解決は不可能」と頭の良い人は考える。当方も自分が担当しない限り、シリコーンゴムの浸透性からこのように考えたかもしれない。しかし、加硫剤も添加剤も何も入っていないゴムの開発の方が難しいのである。TPEが一応候補となりうるが、ゴムの耐久性が問題となることに気がつく。界面活性剤で解決が不可能な問題であると同時に、ゴムケースの材料が存在しない可能性が高い問題だった。このような場合には、どちらが易しいのか検討し、易しい方をデータサイエンスで解析するのである。あとはセミナーで説明します。

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      2024.01/17 ゴールへ到達するのに必要な時間

      SiCの研究を4日間で完成させたという記述に質問があった。ここで「完成」という言葉は論文の完成ではない。まっ黄色の高純度SiCを製造できるプロセスと条件が一つ見つかったことを意味している。


      STAP細胞よりも完成度は高く、繰り返し再現性も得られていた。4日間であるが、一番高いハードルは前駆体高分子を製造するプロセスである。これは異なる条件と同じ条件で4回実験を行い、どの合成条件であっても繰り返し再現性は100%だった。


      そして異なる前駆体合成条件と同じ条件のサンプルを6件選び、一度に加熱処理している。すなわちシリカ還元法については確立した技術が特許で公開されていたので、それを用いている。


      論文としてまとめていないが、実験ノートにはびっしりと実験結果と考察がまとめられていた。ハートのような落書きを書くスペースは無く、欄外には前駆体の反応機構の落書きが書かれていた。この点もSTAP細胞と異なる。


      4日間でとりあえず再現可能なゴールに到達できたので、4日間で完成という表現を用いている。この4日間には、カーボンだけを用いたSiCホットプレス焼結にも成功している。


      このSiCの研究以外に、この10年間に、電子天秤以外電子製品が何一つない研究環境で、特許取得できた新規コロイド技術をたった1日で開発できて皮革の難燃化技術を完成させている。


      これは、人生で最も短期間に特許取得できる技術を完成できた技術開発事例である。生産レベルまで最も短期間に到達できた事例は、基盤技術0から3か月で立ち上げたカオス混合プラントである。


      SiCの量産プロセスは1年かかったが、PPS/6ナイロン/カーボンの配合で半導体ベルトの面内抵抗を均一にできるコンパウンドの量産プロセスは3か月である。


      弊社の研究開発必勝法はこれらの体験に基づく問題解決法を中心に構成している。問題解決法とQC、データサイエンスのスキルを身に着けることが可能だ。


      来週Pythonで学ぶタグチメソッドのセミナーが開催されるが、タグチメソッドも、このスキルに含まれている。弊社へお申込みいただければ、混練に関する著書をサービスいたします。

      詳しくはこちら

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      2024.01/16 タグチメソッドを題材に

      1月24日にR&Dサポートセンター主催による「Pythonで理解するタグチメソッド」というセミナーが開催される。このセミナーでは、当方が実際に開発に使用したPythonプログラムを配布するので、Python初心者でもPythonのプログラミングを学ぶことが可能だ。


      Pythonで理解するタグチメソッド(R&Dサポートセンター)

      https://www.rdsc.co.jp/seminar/240129


      弊社にお申し込み頂ければ、「ポリマー混練活用ハンドブック」及びPythonに関する資料をサービスとして提供いたします。その他希望により、Pythonプログラミングの補講を行います。


      是非この機会に弊社へお申し込みください。


      タグチメソッドは、開発設計段階に製品のロバストを向上する手法として、技術者の常識になりました。当方は、日本でタグチメソッドの普及が始まった1990年頃3年間にわたり、田口先生から直接ご指導を頂きました。


      タグチメソッドの解説もその時の経験を活かし、実戦的かつ平易に解説いたします。タグチメソッドの実験計画から解説までPythonのプログラムを用いて行いますので、アルゴリズムの流れとして手順を理解できます。

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      2024.01/15 Pythonをどのように学ぶか

      プログラム言語を効率よく学習する方法として、その言語の特徴を表すプログラムコードを理解するやり方がある。以前この欄に書いているが、プログラム言語と言っても英語や仏語とは異なる。


      勘のいい人ならば、1日でプログラミングができるようになるかもしれない。当方は,この方法でC言語を学び、たった1日で分散分析のプログラムを書けるようになった。


      もっともC言語の前にBASIC言語をMZ80Kで使用していた経験があるから独習ができたのだが、プログラム言語に精通している人に指導されれば独習よりも容易である。


      2月にパーコレーションを題材にPythonの基礎セミナーを予定している。パーコレーションなど関係ないとおもっている人は、コロナ感染のシミュレーションを学ぶつもりで受講を申し込んでいただきたい。


      参加したいと思われた方は、2月のご希望の日をお知らせください。予定が合えばWEBセミナーをご希望日に設定いたします。


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        2024.01/14 転覆しそうなテーマ

        当方はゴム会社の研究所で,6年以上研究が行われ転覆しそうになったテーマを救ったことが原因でFDを壊されるなどひどい妨害やハラスメントを受けたために写真会社へ転職している。


        面白いのは、転覆しそうなテーマは、どこの会社でも同じような業務の進め方がなされている、という事実だ。科学の時代の特徴として、否定証明が大なり小なり行われ、テーマの担当者が自分で自分の首を絞めている。


        転職の原因になった、電気粘性流体の耐久性問題では、界面活性剤で問題解決する以外に方法が無いにもかかわらず、界面活性剤では問題解決できないことを1年かけて完璧な否定証明を行っていた。


        当方はこれをデータサイエンスのスキルにより一晩で結果をひっくり返し、1日も耐久しなかった電気粘性流体の耐久性を実用レベルまで改良している。


        写真会社へ転職した時には、酸化スズゾルは絶縁体であり帯電防止層に用いることができない、という否定的な報告書を読んだので、この酸化スズゾルに興味を持ち、ゴム会社時代に休日プログラマーとして独身寮で作成していたパーコレーション転移シミュレーションプログラムを用いデータマイニングしている。


        その結果、酸化スズゾルが十分な導電性を示すことを発見し、さらにライバル社の特許を整理して、温故知新戦略により特公昭35-6616という小西六工業が出願した特許にたどり着き、技術開発に成功している。


        この技術は、カラープルーフに採用され、優れた帯電防止技術で品質が安定化したとして印刷学会からカラープルーフが学会賞を受賞し、日本化学工業協会からはその帯電防止層の技術で技術特別賞を頂いた。


        これらの賞で評価されたのは、パーコレーション転移の制御技術である。この技術は、コニカとミノルタが統合時に、旧ミノルタの研究所で歩留まりが上がらずひっくり返りそうになっていたPPS半導体ベルトのテーマについて、歩留まりを100%に引き上げるのに役立った。


        ただし、この半導体ベルトの開発では否定証明がコンパウンドメーカーの技術者から出されていた。当方はそれゆえ世界初のカオス混合プラントを建設しなければいけなかった。


        このパーコレーション転移のシミュレーションプログラムを題材にしたPython入門セミナーを2月に開催します。明日詳細を発表しますので関心のあるかたは、明日の活動報告をご覧ください。


        また、ぜひ参加したいと思われた方は、2月のご希望の日をお知らせください。予定が合えばWEBセミナーをご希望日に設定いたします。


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