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2013.01/25 アジアの動向と研究開発

アジアにおける日本の評価、特に親日的であるかどうかは極端に分かれています。先日の高分子同友会における報告会でもアンケート結果で示されていましたが、ある二か国は極端に反日的で、他は親日的です。特に旧ビルマのミャンマーは親日度が高いです。

 

これは先の戦争だけでなく、元寇の時代あるいはもっと古くの時代の戦争も考えなければいけないのでしょう。とにかく最も長くお付き合いしてきた国が最も反日的というのは不幸なことです。

 

C+1という戦略が改めて話題になっていますが、完全に生産場所をタイやインドネシア、インドに移すという案も出てきています。しかし、インフラが整っていない状況では制約があります。海外生産の悩みはともかく国内の経済活動をどうするのか、20年以上たちましても妙案が出てきません。一応就職率は改善しつつありますが、まだ100%ではありません。

 

今、新しい形態の農業が見直されています。また、メタンハイドレートなどの資源エネルギー分野にパラダイムの変換が必要なネタが出てきています。石油リファイナリーからバイオリファイナリーへの転換が数年前言われましたが、国内の資源見直しを進め新たな産業を興すことが急がれています。研究開発のやり方も考えなければなりません。

 

バブルがはじける前にステージゲート法を採用してきた企業も多いかと思います。研究開発の成功率を上げるのには成功しましたが、イノベーションの可能性は下がってきたのではないかと思います。研究開発は投資配分をうまくいやれば、ステージゲート法でなくともよいように思います。研究開発の成功率よりも研究開発投資の効率を上げることが重要と気がつきますと、ステージゲート法でなくとも研究開発管理はうまくゆきます。今イノベーションを引き起こす研究開発が大切です。

 

 労働集約的な生産場所が人件費の安い地域へ動くのは仕方のないことです。国内では、付加価値の高い産業をどんどん興してゆく必要があります。

カテゴリー : 一般

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