活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2014.08/25 ニコンの新レンズ

ニコンから焦点距離58mmという中途半端な新レンズが発売されている。写真雑誌にその作例が載っていたが、ニコンらしくない画像だった。ちょうどニコンとペンタックスの中間の画像という印象を受けた。

 

画像に対する印象は主観的なので、他の人がご覧になったら異なる表現になるかもしれないが、当方にはペンタックスに近い写りのようで柔らかく好感が持てた。しかし、単焦点レンズ1本の価格が19万円とは少し高い。

 

ニコンのカメラの欠点は、レンズも含め高価なことだ。ペンタックスに比較して2-3割以上高いような気がする。しかも最近は日本で製造されている製品が少なくなっているにもかかわらず値段が高い。

 

値段が高くても売れるのはブランド力だろう。ペンタックスブランドは、昔の望遠レンズや広角レンズをフレーズに入れたCMのように親しみやすさがあるが、ニコンブランドは、高価なイメージである。

 

高価でもカメラとしての性能が優れているので売れるのだろう。しかし、画像には個人の好みの問題もある。ポートレートを主体に撮影している当方は、安価なペンタックスを使用する機会が多い。ニコンカメラの出番は、失敗したくない場面である。

 

数ヶ月前、ペンタックスのカメラで大失敗をやらかした。カメラの設定ミスでピンぼけ写真になってしまったのだ。撮影直後確認したときには、それなりに写っていたのでペンタックスの絵柄と勘違いし安心して、拡大し確認することを忘れた。

 

自分のミスなのでカメラのせいではないが、一度取り返しのつかないミスをすると「もしニコンのカメラだったなら」という思いが出てくる。ニコンのカメラでは、これまで撮影のミスは無い。58mmという中途半端な焦点距離のレンズが欲しくなった。人間の嗜好とは不思議で、マーケティング技術が存在する理由を理解できる。

 

新レンズは値段を下げた普及版を出せば、新しいニコンファンを増やせるのではないか。ニコンレンズの共通したカリカリとした写りに不満な顧客は多いように思う。長年のペンタックスファンはその一例だろう。

 

 

カテゴリー : 一般

pagetop