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2015.01/20 中国での出来事

昨日中国出張から帰国したが、ぺヤング焼きそばの騒動からマクドナルドの騒動までネットで古い記事を読みびっくりした。中国のネット環境では一部閲覧できないサイトがあり、ぺヤング倒産騒ぎのニュースはその中国で閲覧できないサイトに掲載されていた。このサイトの記事の信憑性は疑われるが問題は議論の中身だ。

 

ゴキブリ騒動がきっかけだったので、あたかもツイッターに写真を揚げた人が悪いような書き方をしている。

 

しかしこれは間違った評価だ。あの事件は、最初に情報を隠そうとした、リスク管理ができていない会社が問題だと思う。研究目的を話し有償で材料供給をお願いしても、リスク管理を建前として中小企業のささやかな研究を警戒して材料を出さない臆病な大企業も存在するご時世である。リスク管理は今や他人を困らせてもお構いなしのレベルまで来ている。

 

さて、今回の中国出張中にもゴキブリ騒動があった。騒動と言うほどではないかもしれない。かわいいウェイトレスと朝の新鮮な空気で味わうコーヒーが、その出来事で台無しになったから当方にとっては迷惑な事件だ。

 

出張中、朝食を食べようとホテルのレストランにいったところ、通路でゴキブリがひっくり返っていた。レストランには当方が一番乗りのようで顔なじみになったウェイトレスが「ニイハオ」と声をかけてくれた。

 

いつものように微笑み返しをせず、足元を指さしたらにっこりとかわいい笑顔で近づいてきた。そして素手でゴキブリのひげをつかみ、そのままゴミ箱へ捨ててしまった。彼は感じやすい大切な部分をつかまれてもピクリともしなかったので完全に死んでいたのだろう。このシーンでは彼女の勇気を褒めるべきかもしれない。

 

だが、その直後何もなかったかのように、また、にっこり微笑み「コフィオアティー」と聞いてきたので、条件反射で思わず「コフィ」と応えてしまった。いつものようにテーブルに案内してくれて、彼のひげをつまんだその手で、伏せてあった目の前のカップをひっくり返し、持ち上げながらコーヒーを入れてくれた。

 

カップをひっくり返す時にその親指と人差し指はコーヒーカップの唇が当たるベストボジションにしっかりと触れていた。

 

衝撃的な作業以外はいつもと変わらない笑顔と優しい動作であったが、当方は、なぜか全身が凍りついたままになり食欲が進まなかった。ゴキブリ入りのインスタント焼きそばを開封した人の恐怖感を理解できる。

 

カテゴリー : 一般

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