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2016.07/16 ジャニーズ事務所

SMAPがTBS「音楽の日」(16日)とフジテレビ「FNSうたの夏まつり」(18日)の出演を辞退していたことが14日報じられた。各テレビ局からジャニーズ事務所へSMAPの出演を要請していたという。
 
しかし、「今年は新曲のリリースをしておらず、十分なパフォーマンスができない」との結論に至り、両番組の出演を辞退したという。両番組ともNHKの紅白歌合戦とまではいかないが、夏の風物詩番組として定着している。
 
ジャニーズ事務所のこの対応に関していろいろ憶測が流れているが、素直に捉えると、ジャニーズ事務所が芸能界で安定した地位を占めている理由が分かる出来事である。
 
SMAPほどの実績があれば、新曲の発表など無くてもおそらく両番組の司会者が勤まるだろうと思われる。しかし、あくまでも歌手グループSMAPが歌番組で司会をするという点に拘ったならば、このような判断は、正しい。
 
しかし、TV曲は司会の力量を認めて指名で依頼しているので過去のいきさつからいろんな憶測が出てくる。それらを考慮しても歌手SMAPの価値に事務所側が拘ったとしたならば、ジャニーズ事務所は品質に厳しい事務所という評価になる。
 
ジャニーズ事務所にはSMAPのようなグループの若手が多数育ってきている。売れ筋の良品を多数抱えている企業ならではのマネジメントだろう。
 
かつてゴム会社ではCIを導入し、幾つかの新事業開発を1980年代にスタートしている。電池、メカトロニクス、バイオ、ディスプレーなどいずれも技術はそこそこのレベルまで到達し、新事業として育ちそうな雰囲気のテーマだった。ポリアニリンLi二次電池は日本化学会技術賞まで受賞して直後事業を撤退している。
 
その中で、担当者一人に減らされても細々と続けられた高純度SiCの事業は、30年以上続き、最近は、新事業扱いではなくなり化工品の一事業と扱われるまでに成長した。ゆとりのある企業は厳しいマネジメントを行うことにより、最高の品質を生み出す事業を世に送り出すことができる。
 
(追記)音楽の日の司会は、安住さんと中居君です。

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