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2016.07/17 支持政党なし党

先週開票が行われた参議院選挙で支持政党なし党が注目を集めたらしい。64万票の得票である。ポスターに顔写真の無い点が気になっていたが、ポスターの位置も含め綿密な計算の上だったらしい。
 
代表の佐野秀光氏のインタビュー記事などを読むと泡沫候補ではなく、立候補に至った考え方も今の時代の政治を考えると、なるほど、と同意できる意見を語っている。この政党の考え方や主張が正しく理解されたのなら、ある一定数は当選するような党に成長するのではないだろうか。
 
佐野代表の語った活動方針を読むと、政策が無いという奇抜なアイデアを持っている。もし国会に議員を送り込むことができたなら、他の党が提出する法案についてネットで詳しく解説し、支持者の意見をまとめ、国会で意見を述べるのだという。
 
すなわち国政へ国民が直接参加するような状況を作り出す野心を持たれている。政治家が政治家として活動するのではなく国民の声の代表として活動するというそのままを実現したいようだ。
 
しかし、政治家には国民の声の代弁者という側面以外に、国をあるべき姿に向けてリードしなければいけない役目がある。その役目を放棄した政治家を目指そうというのがこの党なのだ。
 
面白いのはこの点で、このような発想に至った経緯を是非お聞きしたい。代表自身はこの点の問題について理解されているようで、自分たちが与党になったら日本がおかしくなりますよ、といっている。
 
投票前はいい加減な政党と捉えていたが、現代という時代をうまく捉えた政党のようでもある。特に応援するわけではないが、単なるパロディー政党にならないよう活動して頂きたい。

カテゴリー : 一般

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