2017.08/18 牛乳石鹸
8月16日版J-CASTニュースに以下の記事が載っていた。
「牛のマークでお馴染みのロングセラー商品「牛乳石鹸」の広告が、インターネット上で「不快だ」との批判を浴びている。
物議を醸している広告は、2017年6月に公開された「与えるもの」と題したWEBムービーだ。いったい、何が問題視されたのだろうか。」
これは、いわゆる炎上商法に関するニュースだが、過去の牛乳石鹸のポスターにも触れて、何が問題なのか、いろいろと考察している。
問題となっているCMは、いずれも「洗い流そう」を言うために用意した「洗い流したい事例」が批判の対象になっている。
この記事を読み、記事が提起している問題を考えた結果、牛乳石鹸が頭に刷り込まれ、昨日薬局で買う必要のない牛乳石鹸を買ってしまった。炎上商法に見事に引っかかったのだ。
単純に炎上商法に引っかかったのは理由がある。子供の頃、石鹸と言えば牛乳石鹸のことだった。これがいつの頃からか使わなくなった。日本製の石鹸であれば特に品質に問題が無いことを知ったからだが、炎上商法までしている商品への関心と懐かしさから思わず手にして、そのまま買ったのである。
コモディティー化した商品で事業を続けるのは難しいが、最近はネットの炎上商法という手法でCM代を安くあげることが可能になった。炎上商法で話題を喚起し、それが特に大きな問題とならなければ潜在顧客を掘り起こすことができる。やや、キワモノ的商法である。
ところで、記事で取り上げた内容を読んで、確信犯的にこのようなギリギリの話題でCMを考え出す思考方法は技術開発へ応用できる。買ってきた牛乳石鹸を眺めながら、巧妙なCM内容に感心した。
カテゴリー : 一般
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