2017.08/21 TVの情報発信のお粗末さ
最近のTV番組を見ていると、インターネットの情報をそのまま活用しているような番組がある。さすがにNHKではまだ見つけていないが、民放のニュース番組には時折ネットからそのまま拝借したような内容で報じている場合がある。
退職してから当方は、毎朝一定時間インターネットサーフィンを行い、主なニュースや痴話話まで見ているので、TV番組の安直な内容にすぐに気がつくようになった。
ひどいのは、内容の誤りを確認せず、すなわちネット記事の裏をとらずニュースにして流し、後から視聴者に誤りを指摘されるケースも出てきた。TV局が視聴者の指摘を公開しなくてもネットにはその事実が報じられているからジャーナリズムの堕落がばれてしまう。
今や、民放の報道番組はバラエティー番組と変わらない状態になっている。報道番組ではキャスターがまじめな顔をして語っているところが異なるだけであり、内容の「テキトー」さではバラエティー番組と変わらない。
明らかな偏向報道もあるが、最近では内容が裏のとれていない迫力の欠けた語りとなっており、これは偏向と言うよりも滑稽である。先の都知事選に立候補していた大物老人キャスターについては女子大生との関係が週刊誌に取り上げられたが、およそ現代のジャーナリストと呼ばれる人たちは倫理感も欠如してきたようだ。
新旧メディアの力はもはや明白で、おそらくTV局は満足な娯楽番組も製作できなくて、かつての日本映画界のような末路をたどるのかもしれない。面白いのは最新の液晶TVはもはやパソコンで、放送局の受信以外にネットサーフィンできるブラウザまでついている。
当方の使用しているパソコン(自作)にはTV受信機がついているが、いっそのこと家庭用テレビにもワープロ機能などをつけて販売したらどうだろうか。
カテゴリー : 一般
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