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2017.09/18 不気味な世相

山尾衆議院議員の不倫問題について、文春第二弾が報じられた。しかし、第一弾と内容は変わらないのである。部屋の中で何をしていたかは当人以外不明であり、周囲は妄想を描くしかない。

 

これは、ほぼ皆が同じ妄想を描くに十分な状況証拠ゆえに話題になっているわけだが、不思議なのは、北朝鮮の核開発やミサイルが日本の上空を悠々と飛んでいる状況でも国防の議論(注)が活発化しない世相である。

 

青春時代にダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」を観た。刺激の強い内容であり多感な年頃だったので、同じ映画を何度も観た記憶がある。当時は二本立てで、もう1本は「ジェレミー」という純愛ファンタジーだった。

 

「卒業」では、大学を卒業したばかりのベンジャミン(主人公)が、ガールフレンド、エレインの母親ロビンソン夫人と不倫をする物語である。(この映画音楽を担当したS&Gの楽曲、ロビンソン夫人というロックがヒットしている)

 

エレインは最後(結末の結婚式場のシーンはカップ麺のCMにも使われた)ベンジャミンを許し、二人でバスの最後尾の席に座っているシーンで終わるのだが、その二人の表情も含め、恋愛というよりも人間のあり方を考えさせられた映画だった。過ちがあったとしても、未来に進むためには勇気と寛容な選択が重要である。

 

山尾議員の問題は、もう許してあげても良いのではないか。次の選挙で選ばないようにすれば良いだけである。女優の不倫問題も重なり、毎日のように報道があるが、今もっとも心配しなければいけないのは、北朝鮮問題である。

 

北朝鮮問題では、「戦争」という概念について世界の常識に接することになる。一方で中東でまたしても不穏な動きが出てきた。米国は、中東と北朝鮮で戦争をするつもりなのか。グローバル化の中で戦争が拡大すれば、日本は必ず巻き込まれる。

 

不倫問題よりも遙かに怖い現実。その怖さを吹き飛ばそうとするがごとき不倫報道をするマスコミの動きは不気味である。日本という国のおかれた現実を考える報道をマスコミはすべきであるが。戦争に巻き込まれる恐れのある状況で日本人はどのような行動をしなければいけないのか、難しい問題である。

 

(注)今朝のWEBニュースで衆院の解散が行われる、という予想が流れている。政治空白のリスクがあるが、戦争になる可能性がある中で、早めに国民に現状の問題について問うのは賢明である。衆院の任期が一年弱という状況なので、タイミングとしては今しか無いと思われる。世界情勢はあまりよい流れではない。

カテゴリー : 一般

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