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2017.09/26 CARTIVATOR

CARTIVATORとは、2020年の東京五輪に向けて「空飛ぶクルマ」を開発中の有志団体である。団体は12年の設立で、自動車や航空業界の若手技術者ら約100人が、トヨタ自動車などの支援も受けながら、愛知や静岡、東京の3都県で、メンバーの自宅などを使い、平日夜や週末に開発を続けているという。

 

どれだけの給与が支払われている団体か知らないが、本来は支援をしている会社の仕事としてもよいような業務を続けているのだ。ただ、業務の裁量や責任を担当者に与えただけ、と悪意の表現もできる。しかし、これは間違った見方だ。

 

ゴム会社で仕事をしていた時に、残業申請はほとんどしなかったが、サービス残業は今でいうところの過重労働そのもののようにやっていた。また、写真会社で単身赴任中は、土日も仕事をした時もあるが、平日において寝ているとき以外は仕事の毎日だった。

 

写真会社では管理職だったので残業代の申請は難しいが、ゴム会社では労働組合員であり残業申請は可能だった。体力に自信があり無理をしても病気にならなかった。

 

また、住友金属工業とのJVを準備していた時には、だだっぴろい研究所で、パイロットプラントを一人で動かしたり、管理職である上司がいない状態だったり、サラリーマンとして精神に異常をきたしてもよいような劣悪な労働環境で耐えていた。

 

何故そのような職場環境でも高純度SiCの仕事を続けたのか。理由は単純である。夢があったからである。そして、役員の方々からも激励や支援を受けていたり会社から支持された業務であるという自負もあった。

 

世の中には、このような業務の与え方を資本家の謀略のような表現をする寂しい考え方の人がいる。しかし、人類が誕生したときには、生きてゆくために働いていたはずだ。

 

労働は生きてゆくための手段であり、そしてそこに夢があれば人間は労働を自分の生活の糧としてとらえることができる。その時、過重労働という言葉は無くなる。

カテゴリー : 一般

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