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2017.12/20 プログラミング(6)

コンピューターが動作するためには、コンピューターの頭脳であるCPUという素子に電気信号のON-OFFの組み合わせ(2進数)で命令を送らなければいけない。その命令を順序立てて出してCPUを動かすことによりコンピューターが動作する。

 

ただし、コンピューターが登場したときでさえ、この命令を2進数でそのまま書き並べ、プログラムとして使っていたわけではない。電子素子であるCPUに命令を理解させるには、ONとOFFの二値化された命令にしなければいけないが、二値化された命令を人間が直接書いていたのでは面倒である。

 

その昔、MZ80Kが登場したときに、秋葉原で8086でLED点滅を制御するおもちゃを売っていた。その電子おもちゃには簡単なテンキーが付いていた。そしてこのテンキーから2進数(ONとOFFで構成すれば2進数となる)を入力してLEDの点滅を制御できた。

 

このおもちゃは簡単なプログラムで動いていたわけであるが、何かコンピューターに仕事をさせようと思ったときにこれではプログラム作成に膨大な時間がかかる。そこで最初にアセンブラーという簡単な略式記号で、ある程度人間にわかりやすい命令を作りプログラムを書くことが可能な言語が考案された。

 

これができると、アセンブラーよりも人間の言葉に近い言語をこのアセンブラーに翻訳すれば良いことに気がつく。各種言語のコンパイラーの発明である。この時にできた言語の一つにFORTRANがあり、その後FORTRABNをベースにBASICが開発された。

 

ただし、これらの言語は、あくまでもCPUへ送る命令をプログラムで表現するように作られており、それゆえ命令を順番に書き連ねて機能させるプログラミング手法だった。これでも規模の大きなプログラムを作成するには重宝したが、さらに大きなプログラムをこの言語で作成した場合に、読み返す作業が大変となってきた。

カテゴリー : 一般

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