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2017.12/21 貴乃花親方から提出された報告書

昨日日馬富士問題に関して日本相撲協会の結論が発表された。そこには危機管理委員会の報告書と貴乃花親方の報告書が出されていたが、後者には触れずじまいだった。ニュースでは、理事会が貴乃花親方の意見を封じ込めるためと報道されていたので、そこに書かれていた内容が気にかかる。

 

相撲協会の様子は、昨日の午後以降のニュース番組で毎回取り上げられていたのでここでは概要を特に書かないが、貴乃花親方の報告書について触れたニュースは、何故か少なかった。

 

ニュース番組で一つの事件が同じように取り扱われているならば、ニュース内容を疑問に感じないが、しばしば各局各新聞の報道姿勢がニュース内容に現れたりする。

 

ゆえに貴乃花親方の報告書について今回の扱いは、いろいろの憶測を呼ぶのではないか。

 

組織人として見たときに、貴乃花親方の一連の行動は許されるものではない。どこか稚拙である。しかし、彼の意固地ともとれる今回の行動で、本来の下されるべき判断が出たのではないか。

 

あたかも裸の王様のような展開ともとれる行動であるが、組織問題については、しばしば彼のような「迷惑な行動や判断」が、組織を正しい方向に導くことがある。おそらく貴乃花親方の組織人としての処分は軽くなるのかもしれない。

 

この騒動の間に白鵬を頂点としたモンゴル人力士の八百長問題を報じた週刊誌もある。もしこの報道内容が真実ならば、白鵬の優勝回数に傷がつく。

 

一方で今回今場所の白鵬の取り組みについて相撲協会から非難の意見が出されたが、今場所だけではない。当方の記憶には横綱になったときから横綱らしからぬ取り組みはあった。それが最近増えてきただけである。

 

彼は、昨日のインタビューで「二人の自分がいる」と語っていたが、その二人とも誠実さが欠けている。彼の行動や発言には、強ければよい、自分さえよければよい、というところが時々見え隠れする。

 

横綱に国民が期待しているのは、強さだけでなくそれに裏打ちされた誠実な優しさである。力のある人が誠実に優しく社会に貢献してくれたならば、社会はきっとよくなるというのは庶民の願望である。

 

八百長相撲に横綱の品格など貴の岩の暴行事件で隠れていた問題が浮かび上がってきたが、貴乃花親方の報告書にはもっと凄いことが書かれているのかもしれない。何が書かれていたのか、読んでみたい。

 

 

カテゴリー : 一般

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