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2017.12/25 コンパイラー

CPUに仕事をさせるためには、CPUが理解できる機械語(2進数の符号の組み合わせ)で書かれたプログラムが必要である。LEDを点灯させる簡単なプログラムならば、機械語のプログラムを直接入力することも可能だが、機械語は人間には理解しにくい。

 

2進数の塊を少しは人間に分かりやすい記号に置き換えたのが、アセンブラーと呼ばれるプログラム言語である。ただ、アセンブラーは機械語に近いのでやはり人間には扱いにくい。

 

もう少し人間に分かりやすい(これを高級という)言語が必要である。そこで考え出されたのがFORTRUNやBASICなどの高級言語である。

 

高級言語で書かれたプログラムは、当然CPUには理解できないので、これをCPUに理解可能な機械語に翻訳するソフトウェアーが必要となる。それがコンパイラー(プログラム翻訳ソフトウェアー)だ。

 

このとき、書かれた長いプログラムを一度にコンパイルする方法と、一行づつ翻訳する方法とがあり、後者をインタープリターと呼ぶ。

 

30年以上前の情報工学の教科書をひもとくと、高級言語にはコンパイラーとインタープリターの2種類があり、前者はFORTRUNで後者はBASICだという解説が並ぶ。すでにBASICコンパイラーが登場していてもである。

 

今はこのような分類はされていない。さらに込み入った話をすれば、コンパイルするときにいきなり機械語に翻訳しないで、一度中間言語にコンパイルしてから、中間言語をインタープリターで実行する形態もある。

 

ゆえにコンピューター言語を分類するときにコンパイラーとインタープリターという分類は、今ではほとんど見なくなった。むしろ昔存在しなかった、様々なプログラム手法で分類される。

カテゴリー : 一般

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