活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2017.12/31 日馬富士問題と貴乃花親方

今年感動したのは日馬富士問題における貴乃花親方の姿勢である。組織人として必ずしも褒められた態度ではなかったが、理事解任を告げられてもぶれなかった。言葉は悪いが、あたかも相撲協会に喧嘩を仕掛けているようなその姿勢は、異様な迫力があった。

 

組織に反旗を翻せば、組織から追い出されるのは自明のことであり、貴乃花親方も十分に承知していたはずだ。それゆえすべての処罰を受け入れ、それに対して申し開きや言い訳すらしなかった。この潔い親方の姿勢のおかげで日本中が大相撲や相撲協会に注目した。その結果、現在の相撲協会の在り方に多くの人が疑問を持ったに違いない。

 

相撲協会の隠蔽体質はそのままで、モンゴル勢による八百長相撲の疑惑すら持たれている。さらには横綱白鵬の横綱らしからぬ取り口や負けてもそれを認めないみっともない相撲を取る下品さ。勝だけでは横綱は務まらないのだ。貴乃花親方が身を挺して訴えている理由が相撲に興味の無かった当方にもよくわかる。

 

相撲協会は山積する問題を隠蔽しようと必死だが、貴乃花親方のおかげで丸見えである。相撲は国技であり国民の財産であるはずだ。誰かが現在の大相撲を改革しなければ大相撲は単なるスポーツの見世物に堕落する。貴乃花親方は危機感から、今回の日馬富士問題で今回のような姿勢を示したのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

カテゴリー : 一般

pagetop