2018.01/10 アジャイル開発
ハウステンボスがロボット開発を始めたという。バブル経済の最中、デズニーランドのようなテーマパークが未来産業としてもてはやされた時代に、各地で類似施設が誕生したため競争が激化、倒産しかかった。
そこが人の集まる施設という特徴を活かして、まずAIの開発から始めたという。また、接客作業ロボットのアジャイル開発用の場所も提供しているとのこと。
第二次産業の工場には人手不足や人件費高騰などのためロボットが多く導入されてきた。そのロボットを第三次産業にも導入しCDしようと言う目論見だ。
ただ、第二次産業では定型業務の繰り返し作業でありロボット開発は容易だったが、サービス産業では非定型業務となり、まずその頭脳となるAIの開発が重要になったため、自ら開発を始めたらしい。
おもしろいのはそのAI開発手法で、お客様とのインターフェースにはロボットが対応しているが、そのロボットのコントロールをAIが行うのではなく人間が対応して、きめ細かい動作をしているところである。
この作業、人間が対応しながらAIに学習させているのだそうだ。すなわち非定型業務のデータを直接フィールドから取り出している、というアジャイル開発の手法だ。すなわち、ハウステンボスは、ロボットの頭脳となるAIの開発から、ロボットそのものまでアジャイル開発の場を提供する事業を行っているのだ。
カテゴリー : 一般
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