2018.01/27 貴乃花親方の行動の不思議
隠蔽化されていた過去の春日野部屋の暴力問題が公にされた。すでに裁判も終了しているので完全に隠蔽化されていたわけではないが、広報部長である春日野親方は事件の起きたときの速やかな公開を怠っていた。
ワイドショーでは、さらに衝撃的なこととしてこの隠蔽に当時危機管理委員長であった貴乃花親方が関わっていたと報じており、びっくりしている。
しかし、これは今回の日馬富士問題における、貴乃花親方の理事解任という処罰を受けた彼の一連の行動から、ワイドショーが間違った解釈をしている可能性がある。
すなわち、今回貴乃花親方が、なぜかたくなまでに組織人として間違っている行動をとり続けたのか、という不思議が、ワイドショーが騒いでいる今回の隠蔽化された問題の経緯から垣間見えたことだ。
今回公になった暴力問題で一番不誠実なのは春日野親方だろう。自己の正当性ではなく当時の協会内部の動きをつぶさに報告すべきで、危機管理委員長貴乃花親方が隠蔽化したような説明の仕方を改めるべきだ。危機管理委員長よりも権限があるのは理事長だ。
ここは貴乃花親方が日馬富士問題について語ったレポートを公開してほしい。彼の性格から恐らく多くをマスコミに語らないだろう。しかしそれは組織にはびこる不誠実な人間に悪用されるだけである。
小生も旧住友金属工業とのJVを立ち上げた後ゴム会社を転職した理由をしばらくは語らなかった。語らなかっただけでなく、技術伝承のために転職後一年間転職先を定時退社し、無償でゴム会社の指導をした(注)。
しかし、これらの一連の行動が歪曲され、さらにはゴム会社で新事業が誕生した真の経緯が、あたかも小生の転職後引き継いだ人たちだけで生み出された歴史のように書き換えられた。
住友金属工業との数年にわたるJVが無ければ決して今日まで継続されなかっただろう事業を、さらには故服部社長がCIを導入し、明確にファインセラミックス事業の起業を方針としなければ生まれなかった事業を不誠実な人たちの成果として書き換えられたのだ。
これは、ゴム会社のHPに書かれたその歴史から知ったのだが、その後社内の天の声により少しづつ修正されていったようだ。しかし、ゴム会社で畑違いの高純度SiCの事業が生まれた歴史について、まだ完全に正しく修正されたわけではない。
当方は、転職後ゴム会社の管理職からいただいた手紙やその他いくつかの転職原因の証拠をまだ公開していない。組織の問題で沈黙は必ずしも金ではないことを学んだのだが、公開されている情報と真実との乖離が大きい場合に公開の仕方が問題となる。
恐らく貴乃花親方も当方と同じような考えで沈黙しているのかもしれない。当方の問題は一企業の小さな事業の問題であり、沈黙していても社会的影響は小さいが、相撲協会の問題は社会的影響が大きい。
(注)開発の歴史は、公開された特許情報から知ることもできる。しかし、本来発明者として当方の名前が入るべき発明に当方の名前が無かったり、おかしなことがある。このような状態でも、当方は、例えば公告となったいくつかの当方の発明について転職前に書いた特許も含め特許報償を一切請求していない。貴乃花親方の行動から組織における沈黙の価値を考え直したい。
カテゴリー : 一般
pagetop
