2018.04/29 時代は変わった
財務省のセクハラに続いて、ジャニーズTOKIOのメンバーによるわいせつ事件で少数ではあるが被害者側の問題を指摘する意見が今でも出ている。確かに、両者とも被害者が不用意に個人的な接近をしなければ起きなかった問題かもしれない。
しかも前者は一年以上前から被害者側は会社にセクハラの問題を相談していたのだから、状況だけ見れば、会社側の問題も考えられる。財務省の問題は裁判で争われるそうだから、その結果が注目される。
しかし、今という時代は、このような問題が起きたときに、被害者が現れた時点でアウトということを十分に知っておかなければならない。被害者にどれだけ非があったとしても、ハラスメントという問題は、最終的に加害者とされた人が悪いのだ。
仮に加害者が何もしていなくても、それを証明できなければ、被害者が現れた時点で加害者とされる問題であることを意識して社会生活を送らなければいけない時代になった。ゆえに少しでも社会的立場が上がれば、リスクが大きくなるということをかなり意識しなければいけない。
過去にも冤罪と思われるような某放送局の誠実なアナウンサーによる痴漢騒ぎがあった。当方は満員電車で両手が開いているときに両手で吊り輪につかまることにしている。ほんの少しの接触でもアウトにされる時代の防衛策である。
デジタル化の流れの中でますます人と人との交流が間接的になりつつあり、さらにこのような微妙な問題も注意しなければいけない時代となった。火事と喧嘩は江戸の華という時代が本当にあったのか、と言われるような時代が来るかもしれない。
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