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2018.05/07 電子書籍の閉鎖

電子書籍が閉鎖されたらどうなる、というニュースが昨日あった。すなわち電子書籍はインターネットで配信されているので閉鎖されたら読むことができなくなる。

 

これまでに、エルパカBOOKS(ローソン)、TSUTAYA.COMeBOOKS(T-MEDIAホールディングス)、地球書店(NTTソルマーレ)、BOOKSV(富士通)など大手が閉鎖している。

 

中小含めたら10社以上がこれまでに閉鎖したのではないか。2011年の電子ブックフィーバーで弊社も電子ブックを開店したが、1年ほどですぐに閉鎖している。一年間で売り上げは上昇傾向にあったが当初の予想曲線を大幅に下回ったのでリスク回避のためにすぐに閉鎖している。

 

電子ブックの問題は、閉店した後、購入者に何も残らないところだ。弊社は閉店に際し、PCに組み込めば購入した書籍が読めるようにコンテンツを購入者に配布した。その結果赤字だけが残った。

 

閉鎖した大手は、同様の対策をとれない可能性が高い。電子ブックの価格は紙媒体の書籍よりも安価に設定されており、その結果コンテンツをすべて配布したらそれだけも赤字になる。すなわち電子書籍は開店するときに閉店するときのリスクを考慮し事業を行わなければいけない。

 

弊社は、事業が黒字になる最低販売見積もり曲線を作成し、それより低ければユーザーが少ない時に撤退する覚悟で開始している。すなわち購入したユーザーに迷惑をかけない形で閉鎖できるように考えて事業をスタートしたのだが、2年と続けることができなかった。

 

失敗の原因は、顧客の見積もりが甘かったことに尽きるが、弊社が運営している「miragiken.com」の状況をみると、電子書籍の運営のコツは、*****であることが分かってきた。資金ができ次第、再度電子出版を再開したい。

カテゴリー : 一般

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