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2018.05/09 芦原温泉

「5月5日に発生した火事で3棟が全焼した福井県あわら市温泉4丁目の老舗旅館「べにや」で、天皇、皇后両陛下が宿泊された同旅館の特別室「呉竹」の調度品が災禍を免れ、併設した源泉風呂の湯もわき出ることが7日分かった。

 

呉竹は俳優の故石原裕次郎さんも長期滞在し、石原さんの写真など“お宝”の一部も残った。1956年の芦原温泉大火からの再建の際につくられた看板も無事で、奥村隆司社長は「うちの“象徴”が少しでも残ったことは奇跡的。これを励みに必ず旅館を再建したい」と話している。」以上は昨日の福井新聞記事からの引用である。

 

この「べにや」すぐ近くには、昔福井大学客員教授をしていた時に時々宿泊していたホテル「八木」がある。またここから徒歩数分のところには、常宿としていた「角荘」があった。

 

芦原温泉は、関西の熱海とも称されていたところだが、温泉ブームが去った後は、すたれるばかり。「角荘」は15年以上前に廃業している。角荘に限らず、数年に1件の割合で廃業してるのが現在の芦原温泉である。

 

20年以上前に芦原温泉を盛り上げる核とするために老舗のミュージックホールのテコ入れがあったが、ここもいつの間にか廃業していた。外の看板は15年以上前の状態である。

 

少し足をのばすと、山中、加賀、山代、粟津と有名温泉どころに行ける。ゆえに福井市から近い芦原温泉ではなく、山中温泉や加賀温泉へお客が流れることになる。

 

芦原温泉は、いわゆる俗的温泉街としての魅力は乏しい。ミュージックホールも無く、旅館周辺に何か興味を引くようなお店があるわけではない。しかし、そこが良いのだ。

 

温泉街には、少し大きな酒屋があり、そこに行けば福井の銘酒を味わうことができる。一本木以外の中小の酒蔵の酒も扱っているので試飲するだけでも楽しめる。

 

これといった魅力に乏しい芦原温泉だが、その温泉以外何もない健全な温泉街という魅力があることをPRしたい。家族で安心して遊べる温泉街である。

カテゴリー : 一般

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