2018.05/30 雑誌「カメラマン」今月号の編集がおかしい
雑誌を購入するときに内容を見て購入する習慣で、成人してから定期購読をした経験がない。理由は多数の分野の情報を知りたかったからだ。自分の興味のある雑誌を定期購読していたら、30年前は給与の半分が無くなっていたかもしれない。
しかし、当時に比較すると雑誌の数が大きく減少した。特にコンピューター関係と産業関係の情報誌、自己啓発誌が減少しただけでなく様変わりしている。例えば株式関係の雑誌が目立つところだ。
早い話がインターネットの時代でも読者を捉えている雑誌が今書店に並んでいるといってもよい。換言すれば書店に並んでいる雑誌を見れば世間の興味を持っている分野を知ることができる。
デジカメの普及とともに写真雑誌が多数出版されるようになったが、最近はそれも淘汰されてきて、一定の読者を抱えている雑誌だけが現在残っている。はじめて写真を投稿し入選した日本カメラは現在も出版されているが、その本の厚みは薄くなった。
出版不況とデジカメブームの沈静化、そして写真の楽しみ方がインターネット中心になったためにこれら写真関係の雑誌も苦労しているのだろう。そんなところで詐欺のような編集の雑誌を見つけた。
表紙に書かれたタイトルと本の内容が異なっているのだ。今月号の「カメラマン」の表紙には、テーマとなっている記事のタイトルが「ジャンル別プロの撮影極秘テクニック」とあるが、実際の中身は「作品ありきの写真周辺用語実例集」となっている。
この雑誌で過去にも類似のミスを見つけたが今月はもっとひどい。扇風機を購入したつもりが、箱をあけたら掃除機が入っていたようなミスだ。掃除機でも吹き出し口から風が出るので扇風機として使えない訳ではないが。
恐らく読者が減っており、雑誌編集に金をかけられなくなってきたのかもしれない。「CAPA」はどんな具合だろうと購入してみたが、相変わらずの内容だった。タイトルにつられて買った「カメラマン」の雑な内容のおかげで、今月は購入するつもりのなかったカメラ関係の雑誌を二冊も買うことになった。
カテゴリー : 一般
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