2018.06/09 知識(4)
もし実験や実習が苦手だ、という理系の学生は進路を変えたほうが良い。特に今後AIが普及してゆくだろうから、そのような学生の将来は無い、と断言できる。
経験知や暗黙知を獲得するために、実験や実習を自ら進んでできないならば、それらを増やすことができないからだ。
経験知や暗黙知が増えてゆかない技術者は、職人である。また、経験知や暗黙知を形式知と関係づけられるようなスキルが無い技術者も職人である。
AIの普及で技術者はますます現場で仕事をすることが求められるようになる。形式知はAIに頼ればよいので多少学力が低くても実験が好きであれば技術者が務まるようになる。
形式知と経験知、暗黙知の整理がキーボードで整理できる世の中が来るかもしれない。
当方は、必ず現場に出るようにしていたので周囲の管理職に評判が悪かったようだが、おかげで今この年齢でもアジアの企業を指導できる。
経験知や暗黙知は自分で手足を動かさない限り身につかないのだ。形式知は寝転んでいても身に着くが、これからは寝転んでいるときには暗黙知を経験知と結び付ける作業が重要になってくる。
形式知はAIの普及で誰でも利用できる環境が整うと思われるからだ。これは、インターネットで情報を容易に入手できるようになって街の本屋がその役目を終えたように、受験勉強の様な形式知を無理に頭に放り込まなければいけない作業が不要になる。
カテゴリー : 一般
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