2018.08/14 阿波踊り
「去年までは毎日最後に、1500人の踊り手がおどる「総踊り」がフィナーレとなる名物だったが、今年は突如、中止になった。
このために毎年、初日は桟敷席はどこも満席となるのだが、今年は空席も見られた。総踊りが中止になった理由は、これまで報じられているように徳島市の遠藤良彰市長と阿波おどりの有名連(阿波おどり振興協会等に加盟する阿波踊り連33連のこと。卓越した技量を披露するこれらの連は、前夜祭や選抜阿波おどり大会などの大型イベントへ参加)をたばねる、阿波おどり振興協会が対立したためだ。
そして総踊りが中止となったため、有名連が分散。4つの演舞場で踊る形に変更されたのだ。」以上はAERAのWEB版からの引用である。
昨年まで阿波踊りは阿波おどり振興協会と地元新聞社が中心となって運営されてきたが、今年から徳島市と地元新聞社が運営することになった。
この運営問題は急に出てきたわけでなく、数年前からローカルニュースで運営問題について報じられていた。インターネットの時代であり、当方はこのニュースを見つけるたびに心配していたが、とうとう今年大きな問題となった。
そもそも中止の理由そのものが「アホ」な理由である。すなわち、演舞場に均等に客を入れるためだという。総踊りが無くなった日曜日その思惑は外れ、予定よりも客の入りが少なかった。
当たり前である。観光客は総踊りを見に来ているのだ。約10%ダウンの客の入りは少ないダウン率だと思う。市長のお粗末なアイデアのために地元市民との間に亀裂もできてしまった。
振興協会が市長の中止命令に反発し、総踊りを決行すると発表された昨晩は、その成り行きが心配でyoutubeのライブを見ていた。日曜日同様に総踊りが始まる10時までの各演舞場には空席が目立った。
昨晩は毎年総踊りが開催される演舞場ではなく、外の商店街で総踊りが行われるためらしいが、この状況を見る限り、市長は阿波踊りや市民のことがまったくわかってなかったようだ。
夜10時になると、総踊りが振興協会の計画通り商店街で始まり、会場は例年通りの活況を呈しお祭り騒ぎになった。そもそもお祭りは市民の文化であって、市長の独断で中止できるものではない。
以下は本日のヤフーニュースからの引用だが、「踊る阿呆に、中止求める阿呆な市長、それを眺める阿呆な野次馬、同じ阿呆ならおどりゃなソンソン」という状況である。総踊りを中止するのではなく、運営そのものに知恵を絞るのが市長の役目である。弊社へご相談いただければ売り上げ倍増の運営方法をご教示します。
「遠藤市長は総踊りの実施を受け、「再三にわたり実施しないよう求めておりましたが、それを無視して行われたことは誠に遺憾。今後の対応については、実行委で十分協議したい」とするコメントを発表した。」
カテゴリー : 一般
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