2019.02/22 昨日東大で6時間講義を拝聴した
昨日東大横井英俊教授の最終講義を拝聴しました。安田講堂で6時間行われ修了証もいただきました。講義の内容は、過去にTVで紹介された、射出成形のその場観察による研究成果。
大変面白かった。射出成形プロセスで大変なことが起きていることをビデオで見て鳥肌が立ちました。また高分子融体が見せる流動場での複雑な挙動を想像できる映像は、混練プロセスの重要性を認識するのに十分な情報だった。
カーボンファイバーが射出成型機の中で折れる映像は、圧巻だった。必殺仕事人で首の骨を折るX線映像のように何かBGMを流したくなるような迫力だった。剪断流動下でフィラーが受ける力について映像があれば難しい式はいらない。
一般用のビデオ映像としても使われているらしく、女性のナレーションが流れたのはご愛敬だった。シルバーなどの成形故障もあのように映像とともに解説されると何か技術として利用できないかと考えたくなる。
しかし、久しぶりに6時間の長丁場の授業で疲れました。一日セミナーで自分が講演するときには疲労感は無いのだが、あれだけ興奮するビデオを見せられると居眠りする時間が無く大変である。DVDも販売されているというので、購入しようと予約した。
カテゴリー : 学会講習会情報
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