2019.03/12 ニコンZ6あるいはZ7に合うストロボ
この20年間のデジカメの進歩は著しいが、デジカメだけでなくそのアクセサリーの進歩もすごい。最新のデジカメに最新のストロボを組み合わせて写真を撮ってみると、テカらないのだ。
もちろんバウンス撮影をすれば昔からストロボ光によるテカりを抑えることはできたが、それでもわずかにストロボ光の跡が画像に残る。また、ストロボに光拡散板やディフューザーをつけても同様の効果を得ることができた。
しかし、今時のストロボは事前にモデリング発光を行い、最適な光量を決める精度が著しく向上し、ダイレクトに光をぶつけてもテカらない場合がある。テカらない場合があると書いたのは、被写体によってはそれでもテカるからで、どのような被写体でそうなるかはここで詳しく書かない(例えば、お寺の住職の頭は確実にテカる)。
さて本論に入るが、先日ニコンのサービスセンターで最新ミラーレスに合うストロボを尋ねたら、電波制御が可能な5000番の商品を紹介された。電波制御は、ストロボ専業メーカーニッシンのストロボで人気が出た方法で、カメラメーカーのストロボは赤外線を用いたワイヤレス方式が主流である。
当方もニコンのワイヤレスストロボは、フィルム時代の製品も含め3台持っており、室内でオブジェクトを撮影するときに3台をワイヤレスで制御して活用していた。だから5000番の電波制御ストロボを購入すると古いストロボが使えなくなるのだ。
もちろんマニュアルには電波制御と光制御の両方を実現する方法が書かれているが、このようなリモート制御は一方式が、老人の頭には好ましい。サービスセンターではしきりに5000番を勧められたが、ビックカメラで調べたところ500番のストロボでも十分であることが分かった。価格は半分で、最新の機能のストロボが手に入るのだ。
もしZ6あるいはZ7を購入された方でストロボが必要な方は高いストロボを購入する必要はない。二か月使ってみたが、古いストロボも十分に生かすことができて重宝している。ちなみにCH3に制限されるが500番でもリモートの親機として使える。(また、電波制御を行う場合には、カメラ本体にオプションを使う必要もある。なぜサービスセンターは高価で不便な5000番を勧めたのだろう?)
ミラーレスカメラを購入するときに、ソニーか、キャノン、パナソニック、オリンパスと迷ったが、結局手持ち資産を生かすためにニコンZ6を購入した。使いやすいカメラだがサービスセンターの対応に不満が残った。デジカメの市場の勢力図はこの10年流動的で、ミラーレスについてはソニーの一人勝ちである。
ニコンとペンタックスの弱小勢力のカメラ愛好家となってしまったが、画質には満足している。ペンタックスの77mmとニコン85mmf1.4との比較も機会があれば紹介したいが、ソニーその他とは一線を画す画質である。
最近はボケに注目が集まり、ソニーのミラーレス用レンズはそのボケ味に特徴を出してきたが、ペンタックス77mmは負けてはいない。被写体の色乗りはペンタックス77mmに分がある。また画像の抜けの良さはニコンが一番だ。
カテゴリー : 一般
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