2019.03/15 脱オフィスで効率はあがるか
最近喫茶店などでパソコンを開いて仕事をやっている人をよく見かける。当方もメールチェックなど携帯端末を用いて喫茶店で行っているが、資料作成を行っている人を見ると他人に覗かれても平気かな、と心配になる。
驚くべきことに㊙の文字が目に飛び込んできたりしてぎょっとする。先日は化粧品のクレームについて何かまとめているような人がいたが、上司が見たらおそらくぞっとしたのではないか。
当方も新幹線の中で資料作成を行うことがある。ただしセミナーなどの公開資料だけである。現役サラリーマンの時でも業務に直結した資料を社外の公衆エリアで開いたことはない。
最近は働き方改革で出勤しないで業務を行うスタイルも増えてきたというが、不思議な感覚になる。頭が古いためだろうか。ただ、パソコンを使用した業務で生産作業と呼べるのは、報告書の作成やデザイン、コーディング等に限られるだろう。もしその価値が高いならセキュリティの点で問題となる資料が多い。
ほとんどは間接コミュニケーション作業と呼ぶべきメール処理やコミュニケーション資料作成になるだろう。それも二次調査資料を見なくてもできる中身の薄い作業に違いない。
今資料はすべて電子化できる、と言っている人がいるが、電子化された資料だけで会議資料をまとめられるケースは少なかった。なにがしらよれよれの字で書かれたメモが手元にあっての資料作成である。
いまや手書き文字さえも電子化できると言われても、喫茶店で仕事をされている方々が、そのような電子メモを利用しているとも思えない。カフェなどでパソコンを開いて一生懸命仕事を行っているサラリーマンを見ながら彼らの上司の心配をしていた。
カテゴリー : 一般
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