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2019.08/25 KY

表題は当方のイニシャルではない。当方はYKである。KYとは空気を読めない、の意味で、その場の雰囲気を忖度せず振舞う人のことを言う。

 

小泉孝太郎主演のドラマが好調でKYがネットで話題になっていた。インタビューで小泉氏は、俳優として成功した理由を自分のKYな性格にあったと述べている。

 

すなわち、首相の息子として見られることを承知で芸名もそのままにデビューしている。また、TVが映し出す芸能界においての活動もKYそのものである。

 

多面評価が主流となった企業のサラリーマン社会ではKYは評価されず給与が伸びない時代である。給与を増やすためには常に忖度が要求される。しかし、いつも忖度をしていてはそれも評価されないので難しい。

 

その難しさの中で生き抜き組織人として成長してゆく。よく大企業のサラリーマンと中小企業のサラリーマンの違いが論じられたりするが、組織の大きさとそこからくるストレスが原因である。

 

大企業のサラリーマンでもKYの人は成長しない。ゴム会社に入社し、一年ほどしたときに先輩社員から、「一皮むけたな」と言われたが、早い話が組織環境に慣れて忖度の毎日となっただけである。

 

ただ忖度だけでは仕事はできない。少なくとも成果を出そうとしたときに忖度が障害となる場合がある。そこにいつ気がつくかにより出世する人とそうでない人の差が出る。

 

 

日本のGDPの伸びが鈍化しバブル崩壊後は停滞していたが、最近少し伸び始めた。日本全体が忖度の弊害に気がつき始めたのかもしれない。

 

カテゴリー : 一般

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