2019.12/13 日本のGDPを上げるには
朝午前3時に目が覚めてTVをつけてみたら、教養番組を放送しており、講師が日本のGDPを上げるには、日本人が付加価値の高い仕事をすればよい、と当たり前のことを講義していた。
しばらく見ていても何も有益なことを語らず、バブル崩壊後の産業界の話をしていただけだった。この講義そのものが日本のGDPを下げているような気がした。
20世紀に日本のGDPが飛躍的に上昇したのは先人の勤勉性とモーレツ社員のサービス残業によるところが多いと思っている。
特に10年以上中国で仕事をしてみると、日本の戦後の状況との差異を感じる。中国は安い人件費を武器に世界から工場を誘致しGDPを押し上げることに成功したが、日本では自ら技術開発をした歴史があるのだ。
今日本のGDPがなかなか上がらないのは、技術開発により新たな市場を生み出す機会が戦後30年間に比較し減っているからだ。
60年以上生きてきて、かつて新技術による新製品が街にあふれだしていた時代を懐かしく感じる。今そのような感動は無い。
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