2019.12/23 コーチの重要性
昨晩の全日本フィギュアの大会では、宇野選手が4連覇した。羽生選手のミス連発がこのような結果をもたらしたという解説もあったが、GPシリーズの宇野選手の不調を考慮すると、羽生選手のミスよりも宇野選手の復活にスポットライトを当てるべきだろう。
また、インタビューではコーチの重要性とその意味について彼が語っていたことから、彼の金メダルが羽生選手のミスではなく、コーチの寄与が大きかったことを示している。
昨日のサンデーモーニングでは、張本氏が元スケータ鈴木明子氏にコーチなんてどうでもいいでしょう、と言うようなことを述べていたが、フィギュアスケートに限らず、どのような分野においてもコーチの役割は必要である。
ビジネスの世界ではパワハラやセクハラが話題になっているが、実は役職者がコーチングスキルを持っていないためではないかと思っている。
平等や機会均等が当たり前になってきて、さらに自己責任が前提の社会になってくると、単なるティーチングよりも気づきの機会を増やすためのコーチングが重要になる。
昨晩、宇野選手はそれをわかりやすくインタビューで応えていた。自分の行動について良いところを承認し、行動の向かう方向が幸福の方向かどうか、考える機会を示すコーチが必要な時代である。
上司が単なる管理者で務まる時代は終わった。組織活動で個人の能力を最大限に引き出せるようなコーチングスキルを身に着けるためには訓練が必要である。
OJTでそれを実現しようとするならば、上司は最良のコーチとならなければいけない。最良のコーチとパワハラとは無関係であるが、組織のベクトルを合わせる厳しい視点は業務効率を上げるために重要である。
カテゴリー : 一般
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