2019.12/31 今年の思い出一つ上げるとしたら
今年もいろいろなことがあった。また年末になると各方面で一年の振り返りで様々な事件が取り上げられる。面白いのはその1位から10位ぐらいまでには、3つほどは共通した事件が取り上げられていることだ。
その中で当方が思い出深いこと一つ上げるとしたら、宇野昌磨選手を通じてコーチングの役割とその重要性を改めて知ったことである。
どこもこの事件を取り上げていないので、余計に思いで深いこととなった。誰も十大事件として取り上げないのに当方が取り上げる理由は、昔コーチングについて学習してみてもあまり有効性などを実感しなかったからだ。
転職して有機無機複合ラテックスの開発に成功した時に少しコーチングの魔力を感じたぐらいである。
しかし、宇野選手は今年一年の振り返りとしてコーチの重要性を大変わかりやすく回答してくれただけでなく、コーチが不在の時にどのような状態になるのかも身をもって教えてくれた。
実は組織活動においてはフィギュアスケートの様な厳しさが無いためにコーチングの重要さをあまり感じさせない。プロ野球でも張本氏にコーチなんて誰でもいいんじゃないの、と言わしめるようにコーチの効果や影響はわかりにくい。
しかしそのプロ野球でも、王選手はコーチングによりホームラン王になった話をかつて語っていた。
コーチングは誰でもうまくできるものではない。コーチングスキルとして取り上げられるように、これは意識して練習しなくては身につかないものである。
それゆえ一時期企業でもコーチングスキル向上のための研修がもてはやされたが、最近はあまり聞かない。
これが定着したために評判になっていないならよいが、パワハラやモラハラの事件がよく取り上げられるようにコーチングのありがたみが浸透していないために忘れ去られた感がある。
実はコーチングスキルとはコーチ一人のスキルアップで成り立つのではなく、コーチを受け入れる側のスキルにも依存し、その効果が影響を受けることが理解されていない。宇野選手はそれを教えてくれたのだ。
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