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2020.01/08 ゴーンの逆襲

かつてのカリスマ経営者が楽器ケースに隠れて国外逃亡をした事件は、単に日産という一企業の問題にとどまらず、日本の国際的地位を貶めるかもしれないので対応に注意が必要だ。

 

多くのサラリーマンが働いてきた企業に少なからず不満を持っている。ゆえにサラリーマンドラマが一定の視聴率を稼げる背景となっているが、ゴーンの不満はそれらとは明らかに異質だ。

 

なぜなら彼は経営者だった。それも最高責任者の立場だった。ドラッカーは経営者を選ぶときに誠実かつ真摯な人間を選ばなければいけない、と言っていた。

 

社長が後継者を選ぶときに、その能力ではなく誠実さをよく見る様にと忠告していた。すなわち誠実ではない経営者を選ぶとその企業の従業員を不幸にするだけでなく、社会も不幸にすると。

 

ゴーンの事件は、このドラッカーの言葉をそのまま証明したような出来事である。倒産しかけゴーン氏を後継者に指名した日産の社長は、事業だけでなく後継者選びでも失敗したのである。

 

それだけではない。ゴーンの事件は企業の共同経営者が社長と同じ穴のムジナとなることも教えてくれた。

 

ゴーンの事件は、今回で終わらず、おそらく数年はその騒ぎが続くと思われる。その時、日産の対応だけでなく日本政府の対応の仕方が悪ければ、この典型的なグローバル経営者の逆襲に日本国民全員が巻き込まれることになる。

 

会社に対する不満とは、直属上司への不満である、とよく言われてきたが、ゴーンの逆襲は日本の国際的地位を低下させる恐れがある。

 

本当に美しい国ニッポンと国際的に言われるよう政府は毅然たる対応をしていただきたいと同時に、日本のグローバル企業トップは誠実真摯であってほしい。

<夜10時の会見>

会見内容に目新しいことは無かったが、世界がどのように評価するのか心配である。日本の司法制度の批判ならばよしとする意見が国内にあるが、今回の会見そのものにも警戒が必要だと思う。

カテゴリー : 一般

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