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2020.02/15 人望の無いゴーン

 「日本の教育関係者は「リーダーには人望が必要」と説いています。ところが、輝かしい実績を上げたゴーンが逮捕・逃亡によって実は人望がまったくなかったことが明らかになり、「リーダーには人望が必要」という教えが揺らいでいるからです。」

 

これはある記事からの抜粋で、書いているのは教育関係者のようです。直接記事を読んでいただいた方が良いのでこれ以上書かないが、ドラッカーは「誠実な人をリーダーに」と言っています。

 

日本のリーダー伝、例えば松下幸之助氏や土光敏夫氏の話が、日本人には愛読されるが、わざわざドラッカーがリーダーの誠実さを最初に挙げているところから推察すると、欧米では誠実なリーダーが少ないのではないか。

 

事件が起きたときに、ゴーンは典型的なグローバル企業のリーダーとの解説もあったが、その後日産自動車内部からゴーンの批判が噴出した。

 

ゴーンが重用した西川氏からも辛辣な批判が飛び出している。ゴーンは、よほどひどい人物だったように思われる。

 

さて、リーダーに人望が必要かどうかは、今回の事件で結論が出たのではないか。ひどい人格であっても経営の数値をよくできるリーダーなら構わないといえるが、そのような人物がリーダーの会社では多かれ少なかれ今回の日産自動車の様な事件がやがて起きる可能性が高い。

 

また、当方が転職した時の研究部門のリーダーは、前任者と異なりやや人望の無いリーダーで、ある事件を隠蔽化した。

 

高純度SiCの事業は前任者の功績であり、事件を隠蔽化したリーダーのもとでは、電気粘性流体の事業化が推進された。

 

そのため当方はSiCの事業化と電気粘性流体の開発を業務として担当することになった。

 

実用化の壁となっていた増粘問題をデータ駆動型の手法で解決したために業務の妨害が起きるようになったが、それでもくじけず、傾斜機能粉体はじめ電気粘性流体実用化に貢献するため開発業務を進めた。

 

事件隠蔽化という事態になって写真会社へ転職したが、その後SiCの事業は2018年まで続き愛知県の企業へ事業譲渡されている。電気粘性流体の事業は、いつの間にか消滅していた。

 

人望の無いリーダーを社会が信用できるかどうか考えると、冒頭の結論は出るのではないか。企業は社会の一組織である。そしてリーダーはその顔である。

 

カテゴリー : 一般

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