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2020.03/15 新型ウィルス対策

新型コロナウィルスに感染した患者に対して処方される薬がニュースで報じられている。この報道を聴き、科学以外の方法論に気がついていただきたい。

 

医者が患者に薬を投与するときには、その薬の機能を期待して選んでいるはずだ。まさか山中博士がヤマナカファクイターを見つけたようにあみだくじ方式で薬を投与している医者はいないと思う。

 

山中博士は、シャーレの細胞に対して実験を行っていたのであのようなあみだくじ方式が許されたのだが、生きている人間に対して同様の方法を行う医者がいたら大変だ。

 

すなわち、今医者がコロナウィルスに感染した患者に薬を投与する場合には、仮説を設定し(ここまでは科学の方法)、その仮説の中で生まれる機能に期待して(ここは科学ではない)薬を投与しているはずだ(と、思いたい)。

 

今は藁にもすがりつきたいときだから誰も突っ込みを入れないが、いろいろ報道される新型ウィルス用の薬に関する報道では、この点について味わっていただきたい。

 

ここで味わっていただきたい、と書いているのは、人間が対象の実験結果の報道という微妙な問題を含むからだ。

カテゴリー : 一般

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