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2020.03/17 学ぶ

2ケ月ほど前からまったく新しいことを学び始めたのだが、さっぱりわからない状態が1ケ月以上続いた。

 

若いころはこのようなことは無かった。ゴム会社に入社し、混練技術やレオロジーなどどんどん勉強した。あたかも砂漠に水を撒くがごとく浸み込むように知識が頭に入った。

 

寝ていても講師の話を覚えていたことを指導社員がびっくりしていた。今中途半端な場所で睡眠学習をやったらこの世に戻れない心配がある。

 

昔は体力も人並み以上あり、多少隙間風の吹いているようなところで居眠りをしても風邪をひかなかった。新型コロナさえ寄せ付けない自信があったが、今は外から帰れば入念に手洗いとうがいをする。

 

老いる、ということを痛感するのは本を読んでいる時である。興味のない本には、たとえ表紙が目を奪っても手を伸ばさなくなった。2ケ月前これではいけないと思い、一念発起まったく新しい分野の本を無理に読み始めた。

 

しかし、毎日1ページ我慢して読めればいい方で、ほとんど進まない。日本語で書かれていても初めての外国語の教科書を辞書片手に読むようなものだ。

 

読書100ぺん意おのずと通ず、という言葉を思い出し、流し読みに切り替えた。わけのわからない本の流し読みは楽である。2ケ月近くたち、少し本に書いてある内容を理解できるようになった。

 

このような状態でも、頭がいいか悪いかは自分の頭なので悩まない。また、ここで悩んだら学ぶ意欲が無くなることは経験済みである。ただ、いつになったら全体を理解でき、獲得した知識を使えるようになるのかわからないので悩んでいる。

カテゴリー : 一般

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