2020.03/28 新型コロナウィルスで学ぶ(4)
阪神藤波選手がコロナウィルスに感染したようだ。先日志村けん氏の感染が大ニュースとなり、重篤となり転院したことまで報じられた。
新型コロナウィルスに著名人が感染するという確率事象は、すべての人が等しい感染確率という前提で考えると、著名人の割合が低いので一般人が感染する確率よりも低くなるはずである。
但し、藤波選手とその同僚2名の合計三名は、いわゆる遊び盛りの年齢であり、一般人よりも金銭的余裕があるので、新型コロナウィルスに感染しやすい傾向にあるかもしれない。
志村けん氏に至っては、これまでの週刊誌報道を見る限り、著名人の中でも感染確率は高いと思われる。
ゆえに今回の報道では、著名人でも感染確率の高い人が感染した現象とみなすことが可能である。
さらに志村けん氏は、感染爆発の恐れがある東京で感染し、藤波選手ら3人は兵庫県で感染している。いずれも新型コロナウィルスの感染経路不明者が多い地域で、感染確率は上がる。
ところで、どのような人を著名人ととらえ母集団を決めるのか。藤波投手や志村けん氏クラスは、日本人100人に1人の人材という頻度ではない。
このような確率を考える場合に、日本の人口を1億人として1万人はひとつの指標となる。子役まで含めた著名人の存在確率を仮に1万人に1名という確率で考えてみる。
この著名人の確率が正規分布していると考えれば、今回の4名の著名人は、その活躍ぶりから100万人に1名という確率として仮に考えてもよいかもしれない。
すなわち、今回のニュースから、存在確率が100万分の1の存在確率の人が感染するぐらいに保菌者が街にあふれている現象が起きた、と捉えることができる。
また、1日の感染者数が100人前後になったので、人口を1億人として1日の感染確率を見積もると100万人分の1である。100万人の英語講座という放送があったが、このタイトルの意味から概算の数値の一致には恐怖感を感じる。
もっとも、これは概数で考察していることと最初に述べたように、そのライフスタイルを想像すると感染確率が一般の人よりも高い著名人であることを割り引かなければならないが、それでも1ケ月前より現在は少し危険な状態にあることを確率論に長けていなくても想像できる。
カテゴリー : 一般
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