2020.04/15 比較
京都産業大学の女子学生が、新型コロナウィルの猛威著しいヨーロッパへ旅行し、ウィルスに感染して帰国した。そして彼女たちの故郷にそれをまき散らしたことがネットで2週間以上話題になっている。
卒業式を中止するような事態になっているのにヨーロッパ旅行に行った女子大生の感覚あるいは価値観にはびっくりするが、ニュースによれば発熱しても3密パーティーに参加していたというから、少し異常にも思われる。
さらに彼女たちの一人は、卒業後教員になるらしいが、このような先生に指導される生徒たちのことを思うと十分に今回のことを彼女たちが反省していることを期待したい。
ところが、入院先の病院からは彼女たちの素行の悪さがネットに漏れており、それに尾ひれがつけられて拡散されている。
積極的にリスクを選択しウィルスに感染しただけでなく、感染しているかもしれないことが分かっていても3密に飛び込んでゆく感覚や価値観に驚いている人が多いのでこのような拡散が続いているのだろう。
一方で京大や慶応大の研修医が打ち上げパーティーを行い、慶応大学医学部では18人の感染を公表し、京大では自宅謹慎が命じられた。
慶応大医学部研修医に関しては、パーティーにおける破廉恥な写真まで週刊誌に公開された。
ところが意外にもこちらの異常さはネットであまり話題になっていない。
京都産業大女子大生については、彼女たちがまき散らしたウィルスに感染した人で死者が出たためと思われるが、週刊誌の報道を見る限り、社会への影響度は京大や慶応大の研修医の事件の方が大きいように思う。
新型コロナウィルスの世界的流行で、世界中で起きている異常な行動がネットで多数報じられている。
それらと比較すると女子大生や研修医の行動が些細なことに見えてくる。歴史に残るであろう今回のウィルスの猛威で、どこまで冷静にかつ賢明に行動できるかは、人類の進化を知る一つのバロメーターだろう。
ところで、明日から5月6日まで弊社は原則お休みとさせていただきます。但し、この活動報告は、社長が引退するまで毎日書き続けます。
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