2020.04/19 精神衛生
コロナウィルスの問題で世界中の人類が精神衛生の悪化に襲われている、とのニュースがあった。当方はセミナーが皆閉講となって収入が吹っ飛び青ざめていたが、友人からのくだらない話というメールにテキトーなことを書いて気を紛らわせている。
3人の高校時代のクラスメートからのメールだが、気分転換には程よい刺激である。プラモデルの話あり、音楽の話あり、と子供の頃を思い出すには手ごろな話題ばかりで、昔ならば縁側でジジイがお茶をすすりながらの会話となるのだろうが、今はキーボードをたたいての会話である。
人間年をとり、成長したといっても本質的に変わらない部分はあり、そこを理解しているかもしれない人物あるいは共通の体験をしている人物との交流は気楽である。また、利害関係もなく距離感の間合いに気を遣う必要が無い。
一人は現役の外科医でコロナの話題が時折出てくる。一人は製薬会社で、他の一人は通信業界でそれぞれ活躍し役員まで務めた人物で、くだらない話でもまれに難しい話が出てくるが、スルーをすればよいのも気楽である。
世の中複雑になって、というのは高度経済成長の頃から言われているが、複雑な状態を無視できる空間を持ち、そこで息抜きをすることは精神衛生のために必要である。
そのような空間は、夢想空間も含め多数あるが、効果的なのは、人との交流の空間が孤独も解消されて精神的に良いと思う。
「私」一人だけの空間は、3密が叫ばれている今心がけねばならないが、精神衛生面では濃密接触(注)できる空間が好ましいように思う。
デジタルの発達で、精神だけ接触できる手段が多くなったメリットを生かし、精神衛生の悪化を防がなくてはいけない。
ぶつぶつ、うだうだと無責任なことを他人に語ってみるだけでも気がまぎれるが、それが赤の他人では語った後に救急車を呼ばれかねない。だから、お金を出して銀座赤坂六本木、あるいは栄今池錦三丁目(昔は広小路)へ出かけるのかもしれないけれど、今は厳禁である。
(注)テレワークになり、配偶者と濃密接触できる時間が増えたとたんにDVの問題がNHKあさイチで報じられた。家族との時間が長くなる良い機会だから配偶者と一度冷静に老後の生活を語り合うとよい。定年退職後は嫌でも毎日一緒にいることになる。
カテゴリー : 一般
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