2020.04/27 自動車産業とコロナ
表題のコロナはニッサンブルーバードのライバルだったコロナではない。新型コロナウィルスの略称である。今日本では感染爆発を防ぎ感染率を下げるため5月6日まで緊急事態宣言下である。
一方昨年から当方は、5GとCASEの関連で講演を行っているが、そこでこの10年に起きる自動車産業の変化を解説している。
今年のセミナーは、コロナのためにすべて7月以降に延期となったが、いろいろ調査を続けてきて、自動車産業の変化がコロナ騒動により大きく影響を受けるのではないかと心配している。
すでに、一部でマイカーの購入者が増えているという。また、レンタカーの利用客も増えた。観光用ではなく仕事における利用が増加しているのだ。
この10年の変化として国内の自動車売り上げ減少があるが、もしかしたらコロナ明けには自動車の売り上げ増になっているのかもしれない。
これは単純な今の変化からの予測だが、この程度であればあえて本日書く気はない。一番の心配は、日本の自動車産業は系列で成り立ってきたが、それがバブル崩壊で再編された。
今回のコロナ騒動では、その系列中小企業が倒産する可能性がある。倒産も影響が大きいが、倒産よりも怖いのは優良中小企業が家電メーカーのように中国資本に買い取られる変化である。
もし中国資本に買い取られた結果どうなるか?単純に日本の中小企業が中国資本に代わるという変化ではなく、5Gとのつながりで買収された中小企業が業態を変える可能性がある。
すなわち、昨日まで単なる自動車部品の下請け企業だった中小企業が、ある日CASEの主要製品を製造販売するメーカーに変貌する可能性がある。仮に小生に今資金があればそのような仕掛けをしたいと思っている。
カテゴリー : 一般
pagetop