2020.07/05 人体とウィルス
昨日放送されたNHKスペシャルで表題の番組を見た。新型コロナウィルスに関する研究の最前線の話題だが、CGが多用されわかりやすかった。
また、CGがあまりにも精巧であり、実際の電子顕微鏡写真とCGとの境界が分かりにくく、現実と仮想空間の中で遊ぶこともできたが、このあたりはNHKの番組製作者の力量の高さだろう。
科学教育番組の質は、この50年間著しく高度化するとともに高品質となったが、そこにCGが大きく貢献している。
文章や数式を駆使したならば、数枚の論文になるであろう内容をたった数秒で分かりやすく表現する。プレゼンスキルの向上と一言でかたずけられないイノベーションがそこには存在する。
すなわち、専門家の目も納得させつつ大衆にも理解できるように表現されたCGは、ソフトとハードが融合した高度な映像技術の具現化されたものだ。
昨晩のCGは、CG製作者も免疫学を理解していなければ製作できないと思わせるほどに、専門的な内容をわかりやすく表現されていた。見逃した人は金を払ってでも見る価値のある番組だった。
カテゴリー : 一般
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