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2020.08/02 戦略

「望遠だよ、望遠だよ、ワイドだよ」のCMで一眼レフのトップメーカーになったペンタックスは、デジタル化の流れの中で、保谷からリコーへブランドだけが転売され生き残った。

 

リコーイメージング株式会社が旧旭光学工業の正当承継の企業だが、2011年リコーにカメラ事業だけを保谷から売却されて安心したのは、数多くのペンタックスファンだろう。

 

ペンタックスブランドは、一眼レフマニアに多くのファンを持つ。しかし、保谷からTOBをかけられ吸収されたときに、その目的がカメラ存続ではなく旭光学工業の医療事業を狙ったものであったので、まさにファンまでも敵に回した敵対的TOBとなり、多くのファンは心配した。

 

しかし、リコーはペンタックスファンを見捨てなかった。かつてリケノンレンズがペンタックスの一眼レフマウントで登場したようにリコーは映像事業分野においてペンタックスのシンパである。

 

ペンタックスカメラを創り続けることは、リコーの映像事業分野においてシナジーを生かすことが可能だ。そして、ペンタックスファンはリコーの応援団になっていった。

 

そしてこの夏、秋になるかもしれないが、ミラーレス一眼へ時代が変わろうとしているときに、リコーの経営努力によりペンタックスらしい一眼レフカメラ、小型軽量高性能一眼レフカメラが登場する。

 

おそらくそれはデジタル一眼レフとして、もっとも高性能で小型軽量カメラになる予定だ。すなわち、デジタル一眼レフの完成形と言っても良いカメラに仕上がって世の中に登場する。

 

K-1のあの重量にびっくりして購入をやめたカメオタも、ぜひ購入すべきだろう。おそらく、これぞペンタックスというカメラに仕上がって登場してくると思われる。

 

もちろんペンタックスだからニコンのように新製品を理由にして価格を高く設定しないはずだ。ペンタックスは大衆に優しいブランドであり、10万円台前半を期待したい。

カテゴリー : 一般

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