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2020.08/28 ヒューリスティックな問題解決法

問題解決法はいろいろ提案されているが、ほとんどは科学的ロジックに頼る方法である。すなわち何らかのアルゴリズムに基づき問題解決してゆく。

 

セレンディピティーは、40年ほど前のセラミックスフィーバーの時にもてはやされた能力である。これを「犬も歩けば棒にあたる」的な能力と表現された先生もおられた。

 

学生時代にコーリーの逆合成の考え方に触れたとき、衝撃を受けた。目標とする化合物の合成ルートを考えるときに、その目標化合物からルートを考案するのである。そのためのいくつかのルールを設定していた。ただしそのルールは経験知である。

 

これも一つのアルゴリズムとなりうるが、経験知を用いている点で、純然たるコンピューターによる近似解などの計算のアルゴリズムと異なる。

 

しかし、合成ルートを考案するときに原料から前向きの推論を展開してアルゴリズムを組むよりもはるかに少ないアルゴリズムで目標にたどり着ける。極端な場合に最初の合成手段であとはこれまでの方法で良しとして終わることだってあるのだ。

 

抽象的な話をしていても分かりにくいかもしれないが、いわゆる発見的手法というものにも非科学的なアルゴリズムを導入することによりある程度誰でも正解により近くたどり着ける問題解決法というものが存在する。

 

来月そのヒューリスティックな問題解決法について2時間ほど無料セミナーを行う予定でいるのでご興味のあるかたは申し込んでいただきたい。

 

再掲となるが無料セミナーで予定しているテーマは下記の通りです。なお、時間は2時間で9月26日(13:30-15:30)と27日(13:30-15:30)。

<予定テーマ>

1.9月26日(土曜日):高分子材料の初歩(初めて学ぶ高分子的イメージ)

2.9月27日(日曜日):ヒューリスティックな問題解決法

今回のセミナー参加者募集は終了致しました。

多数のご参加ありがとうございました。

 

カテゴリー : 一般

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