2020.09/14 生活様式
コロナ禍で新しい生活様式が叫ばれている。一つはマスクである。最近マスクをめぐっては飛行機の搭乗でひと悶着があった。
時代とともに価値観が変われば生活様式も変わる。今は、誰が感染しているのかわからないからマスクをしましょう、というのが常識になった。
最初マスク不足で社会が騒ぎ始めたとき、当方は妻が手作りのマスクをして乗り切った。今も様々な模様のマスクを毎日楽しんでいる。
価値観にもよるが、世の中で一つの流れができて、それが慣習となるのなら、早めに取り込んで楽しんだほうが精神衛生上好ましい。
誰だってマスクをつけて歩くのは不快だろう。だったら快適にマスクをつける生活を工夫した方が良い。
TVで断捨離が報じられた時に、ギターはじめ一部の趣味の用品を廃棄し始めた。老後の生活様式の準備と思ったがコロナ禍である。
高校の同級生の友人が70万円でクラシックギターを発注した、と聞いて気がついた。老後に備えた断捨離が果たして楽しいか、ということを。
亡父は死ぬ間際まで読書をしていた。そしてその感想を書いている途中で、入浴して亡くなっている。残された兄弟は4人だが後片付けは当方に託された。
その時大量の本の始末が大変だった思い出があるが、父親の生き方を知ることができた。一度は断捨離に走ったのだが、コロナ禍でいつ不遇の死を遂げるかもしれないなかで、その準備をする考え方がよいのか、と疑問に思った。
残されたものに迷惑をかけない生き方はそれなりに共感を得るかもしれない。一方で残されたものに対する思いやりも大切である。
宗教も消えてゆく時代に死者との離別をどのように清算するのか。残されたものに結論を出すのが難しい問いである。
生きている間は力いっぱい生きる、やはりこれが大切である。残されたものも故人が力いっぱい生きることができたことを知れば救われるところもある。少なくとも当方と亡父との関係において、力いっぱい生きた証は一つの救いだった。
今後土日を利用して無料セミナーを行いますので希望者は問い合わせていただきたい。他のセミナー会社に影響しないように、当方の知識の伝承を毎回2時間程度で行います。
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