2020.10/15 数学とプログラミング教育
おそらく教育現場の先生は気がつかれているかもしれないが、プログラミング教育では、これまで科学一辺倒だった教育方針を大きく変える必要がある。
あるいは、従来の科学と非科学の境界線を大きく変更するようなイノベーションを教育現場で起こす必要がある。もしここに気がついていない教育者は、プログラミング教育の本質を理解されていない。
かつて、音楽や美術、技術家庭科という科目にその期待をすることができたが、この分野の先生には失礼だが、科学を理解されていない方もおられたので、指導要領では情操に力点が置かれていた。
音楽や美術にもプログラミング教育の要素は含まれている。音楽鑑賞や美術鑑賞では、科学教育を活かせるが、作曲したり、絵をかいたり、彫刻を創ったりするときには、科学教育の範囲を逸脱した教育方針が必要だった。
しかし、そこに気がつかず、芸術科目として教育がなされてきた。絵や彫刻が不得意だった人もプログラミングを学ぶとその能力が飛躍的に改善されるはずだ。
例えば、彫刻が得意でも今は3Dプリンターを使えば複雑形状を容易に創造できる。ただそのためには、3Dプリンターを動かす知識が必要である。
ただパラメーターを入れるだけであるが、どのような形状にするのかを考えなければ入力パラメータを決めることができない。このとき科学的に形状を考え出すには無理がある。
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