2020.11/11 減塩明太子に国費投入
「会計検査院は10日、国費の無駄遣いや不適切な経理など改善が必要な事業が248件、297億円あったとする2019年度の決算検査報告を菅義偉首相に提出し、公表した。」
これは、昨日の朝日新聞デジタルからのコピーである。不適切事例として減塩明太子の開発のために、国の補助金が投入され設備導入したが、その設備を既存の明太子生産に使用していたという。
会計検査院の指摘で、この会社は補助金を返納したと言っているが、ふざけた話である。
一方で真面目に日本企業にとって有益な補助金申請しても通らない事例が多いというのに、このようなニュースを読むと補助金審査のいい加減さを改善してほしいと思う。
カオス混合装置の開発は、3度申請し全部落ちたので中国で自力改良している。すなわち中国企業の助けを借りながら、カオス混合装置の効果を確認してきた。
一部の中国企業は、このカオス混合装置のおかげで樹脂品質が上がり、開発効果の恩恵を受けたことになるが、このような開発行為を批判したい人は、国の補助金の在り方に目を向けていただきたい。
有益な技術開発には補助金が出ず、およそニーズなど無い減塩明太子といういかがわしい商品開発に補助金を出している現在の状況が改善されない限り、まじめに努力している中小企業は浮かばれない。
辛子明太子は塩辛いからその商品価値があるのであって、その塩辛さを抜いたなら、辛子明太子でなくなることが審査員にはわからなかったのだろうか?
減塩明太子の開発とは、どら焼きのあんこから砂糖を抜く開発と同じであって、そのテーマの価値はタイトルからすぐに理解できる。調味料である減塩醤油とは意味が異なる。
科学者のコンサルタントが適当な形式知の言葉をつなげて、いかにも価値がありそうなテーマにでっち上げたことぐらいタイトルからすぐにわかりそうなものだ。
しかし、科学に毒された頭では、ヒューリスティックな解でダメだとわかるテーマでも前向きの推論を展開する科学者の審査員には見抜けず、ダメなことが分かってから不適切と判断することになる。
正直に科学的に不明点は多いが技術的価値は高い、と申請書に書かれたカオス混合装置の開発の方が補助金の対象として有益だった。しかし、3度その技術開発提案は落選している。
自費でカオス混合効果を確認しながら改良を進めたので、実験用であれば、中国製となるが、今では300万円前後で供給可能となった。ご興味のあるかたはお問い合わせください。
中国では吐出量500kg/hのカオス混合装置が稼働しています。また、退職前に非科学的な瞬間芸で製作したカオス混合装置は10年以上無事に稼働しています。
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